「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

面矢行斗 ほろ苦Jデビューに課題自覚もみなぎる自信「もっとできる」【3/10 練習後コメント】(21.3.10)

面矢行斗。PK献上というほろ苦いJデビューとなったが、本人は課題を自覚しつつも何のそのだ。次はやってやるという気概に満ちている。期待どおり、肝っ玉の大きなルーキーだ。

 

▼前半はガチガチだった

――開幕戦では無事Jデビューを果たしました。

PKを与えてしまったことが1番印象に残っています。できたことも多々ありましたし、運動量は相手のサイドハーフを圧倒できたと思いますが、ところどころの判断や守備から攻撃に繋げるところの落ち着き、11でボールを奪い切ることなど課題がたくさん見えました」

――試合中、髙杉選手から「力を抜けよ」と言われたそうですね。さすがに力んだ部分はありましたか?

「そうですね。前半は特にガチガチで、力が入ってしまいました。クロスのときも相手に当たってしまったりして。ただ、前半より後半のほうが、全然呼吸も落ち着いてできました」

――現状は、栃木のサイドバックとしてのやり方に難しさを感じながらですか?

「シンプルですが簡単ではなくて、タイミングや特殊なこともするので、100%マッチできていないと思っています」

――今後どうフィットさせていくのでしょう。

「大まかにまとめれば、タイミングやジャッジのところの決まり事です。センターバックのカバー、ボールを奪った瞬間に狙うべきところ、それらをノータイムでジャッジできるための頭の回転、それが可能となるファーストタッチ、そして自分の武器である左足で守備から攻撃につなげる精度、などが明確な課題です」

――そこを克服するためには?

「コーチ陣と個別で、試合映像を見ながら菅原コーチと勉強しているので。克服できる時期は分からないですが、克服します」

――2節はベンチを外れました。

「悔しいし、田坂さんの人選で自分がメンバー外なのは妥当というか、納得のいくところもあったので、上からしっかり見て『相手のサイドバックがこうなら、自分もこうしよう』と考えたりしていました」

――次の試合でピッチに立つことがあれば、開幕戦以上のものを出せる自信はありますか?

「もちろんです。それしかないです」

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