0‐7の処方箋(J論)

「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

「栃木らしさ」を思い出させるウノゼロで3連勝を掴み取る。【J2第6節 レノファ山口戦レビュー】(21.4.5)

2021明治安田生命J2リーグ第6節

2021年4月4日14時キックオフ 維新みらいふスタジアム

入場者数 2,338

レノファ山口 0-1 栃木SC

(前半0-1、後半0-0)
得点者:45分 ジュニーニョ(栃木)

天候 曇り
気温 15
湿度 76%
ピッチ 良、水含み

<スターティングメンバー>

GK 1 川田 修平
DF 5 柳 育崇
DF 22 小野寺 健也
DF 26 面矢 行斗
MF 17 山本 廉
MF 25 佐藤 祥
MF 14 西谷 優希
MF 10 森 俊貴
FW 19 大島 康樹
FW 29 矢野 貴章
FW 11 ジュニーニョ
控えメンバー
GK 15 岡 大生
DF 36 乾 大知
MF 13 松岡 瑠夢
MF 16 菊池 大介
MF 37 上田 康太
MF 41 松本 凪生
FW 32 畑 潤基

51分 ジュニーニョ→菊池
71分 山本→松岡
86分 大島→乾

 

▼蹴ったり繋いだりの山口に対抗

終わってみれば、締まった栃木らしいゲームだった。

絶対に守るぞとなったときに守り切れたのは大きい。

 

維新みらいふスタジアムのピッチコンディションは降り続いた雨で重馬場だった。前回の山口のホームゲーム岡山戦は水たまりができていたが、今回はそれよりは悪くなさそうだった。試合前、グラウンドスタッフたちが水をはけようとローラーを押している姿を見ながら、この状態で山口はどうするんだろうか、と僕は思案していた。

田坂監督は「ここの(ピッチの)環境も相手の出方もコントロールできない。周りは関係なく、しっかりと栃木らしいサッカーをやろう」と送り出している。実際に選手たちはピッチコンディションを受け入れ、相手の出方にも戸惑わずにキビキビとプレーできていたように思う。

 

山口は大まかに言えば、前半は蹴ってきて、後半は繋いできた。

前半は敵将・渡邊監督の「ピッチコンディションと対栃木というものを考えて、前半の入りはシンプルに狙っていきたい場所を狙うことを繰り返した」という言葉どおり、無理に繋がずに、栃木がプレッシャーをかければGKは蹴ってきたし、サイドに付けたときには栃木の網にかかる前にワンタッチフリック気味に長身FWの小松に長いボールを入れてセカンドボールを狙う構えだった。

13分にFW小松に競り負け、背後で俊足のFW草野に拾われたときは相手2トップのパワーを感じたが、ピッチ上では栃木の選手たちの「身体を戻せ!」といった声がかなり出ていたようだ。

基本は前から襲い掛かる。それで相手が蹴ってきたら瞬時に下がって対応する。そのメリハリが効いていたし、選手たちはやるべきプレーを迷いなく実行できていた。開幕3連敗の頃の苦い経験が今になって骨身に染みて活きている。

 

ピンチになっていたのは自分たちが攻撃をやり切れずにカウンターを受けたシーンだが、ゴール前の守備は堅かった。GK川田が話している。

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