「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

激しくタフな総力戦必至。焦れずに我慢強く戦い、4連勝を掴み取れ。【J2第7節 SC相模原戦プレビュー&コラム】(21.4.10)

前節、山口に辛うじて1対0で勝利し、3連勝を達成。順位は9位まで浮上した。だがJ2は大混戦、気を抜けない戦いは続く。次戦の相手はSC相模原。前節は開幕5連勝の新潟を止めた難敵だ。栃木は18年以来となる4連勝が懸かるが、守りが強く、プレー強度の高い相模原との戦いはタフで激しい試合になりそうだ。栃木対相模原の第7節は11日14時から栃木県グリーンスタジアムでキックオフを迎える。

今節はグリスタなのでお間違えなく!

 

▼粘り強い守りとカウンターを持つ相模原にどう対峙するか

前節山口戦は紙一重の試合だった。

山口に課題を突き付けられて、それでも3連勝を飾った。今週のトレーニングや選手取材を通じて感じるのは、緩んだ空気感がなかったということ。課題が見えたことが怪我の功名になっている。精神面含めていい状態だ。

次戦も間違いなく紙一重の戦いになる。SC相模原は今季J2に昇格してきたチームだが、ここまで粘り強い戦いで勝点を重ねている。4節大宮戦の試合終了間際の2ゴール、藤本淳吾の鮮やかな決勝ゴールで大宮を撃破した試合は衝撃的だったが、それ以外の試合でも、群馬や岡山や新潟に粘りの戦いでドローを奪い取っている。前節は開幕5連勝の新潟を一時は2ゴールで逆転し、ドローを掴んでいる。

相模原のストロングは粘りの守備だ。身体を張れる選手が揃っているし、球際も非常に激しい。そこに魂を込めて戦えるチームだ。相模原には元栃木SCの夛田凌輔、竹重安希彦が在籍。夛田は3CBの右や右ウィングバックとして試合出場を重ねる。グリスタ凱旋に燃えていることだろう。

(残り 2545文字/全文: 3213文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ