「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

難敵金沢戦。6戦無敗の今、ここで倒さずにいつ倒すのか?【J2第10節 ツエーゲン金沢戦プレビュー&コラム】(21.4.24)

前節は首位新潟と好ゲームを演じた栃木。今節はアウェイで難敵の金沢と対峙する。過去通算の戦績は2分6敗。昨季は1分1敗。新潟と激戦を演じて6試合負けなしの今、ここで金沢を倒さずにいつ倒すのか。金沢対栃木の第10節は25日14時から石川県西部緑地運動公園陸上競技場でキックオフを迎える。

 

▼難敵金沢を攻略するポイントは?

前節新潟戦は互いのスタイルが真正面からぶつかり合う好ゲームだった。

だが、それはそれ。次節の金沢戦は別物だ。

金沢とは昨季の40節(△1-1)の対戦でも非常にタフで難しい試合になったが、今節も同様の展開になるだろう。

栃木が前から奪おうとする矢印に対し、金沢は栃木を引き付けておいてサイドバックの背後だったり逆サイドだったりのスペースを使いながら、巧みにボールを動かせる。そうして栃木を前後左右に広げておきながらセカンドボールを支配する、という巧みさを持っている。

今季の金沢は、元栃木SCのお馴染みの瀬沼優司や愛媛から加入した丹羽詩音ら2トップをはじめ、スタメンが半分近く入れ替わっているにもかかわらず金沢らしさを保ち、開幕から上位につけている。9節終了時点で5勝1分3敗で5位に付ける。

チーム作りが継続できているのは、やはり、2人の不動のボランチ、藤村慶太と大橋尚志が健在だからだろう。

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