「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

株式会社栃木サッカークラブ第15期決算は「減収増益」。コロナ禍ながら7期連続で黒字を達成。【ニュース】(21.5.21)

▼2020年度決算は「減収増益」、7期連続で黒字に

21日、株式会社栃木サッカークラブ第15期決算概要について、記者発表が行われた。栃木サッカークラブの橋本大輔代表取締役社長は社長就任6年目にして記者発表をするのは初めて。

「コロナ禍により財務状況を心配して下さる声を多数いただき、株主さん以外の関係者の皆様に知っていただく必要があると判断しました」(橋本社長)。

15期決算は減収増益、当期純利益は1800万円ほどとなり、コロナ禍ながら7期連続の黒字という結果になった。

ホームゲーム関連・スポンサー関連などの大幅収入減に対して、トップチーム活動やホームゲーム関連の経費の節減、チーム名称変更などの事業の凍結、スタッフ欠員分の採用中止などで支出を最小限に抑えるように努めた。そこにコロナに関わる各種助成金・給付金の支援(1800万円ほど)が加わり、トータルで黒字化した。

 

栃木SCオフィシャルより引用(単位:百万円)

<事業・経営に関するご報告>※栃木SCオフィシャルサイト

 

以下、橋本大輔社長の説明を頼りに、各種数字の中身について箇条書きで備忘録として記したい。

 

・コロナ禍で中断したリーグ戦の開催に関わる数字は様々シミュレーションしたが、リーグ戦再開の時点で、全試合消化、全試合50%入場と見込み、結果、予算は当初予算から5千円ほどの赤字を見込み、この数字を追うことにした。

 

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