「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

絶対連勝。勝ち以外いらない。【J2第16節 ザスパクサツ群馬戦 プレビュー&コラム】 (21.5.28)

前節は松本に3対0で完勝し、9試合ぶりに勝利を挙げた。この流れのまま次節アウェイに乗り込むダービー群馬戦もモノにしたい。相手は6試合勝利から遠ざかっているが、勝負事は何が起こるかわからない。どんな形でも勝利を収め、是が非でも連勝し、上位への足掛かりとしたい一戦だ。群馬対栃木の第16節は29日14時から正田醬油スタジアムでキックオフを迎える。

 

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▼前節松本戦の出来をぶつけたい

さあ、ダービー群馬戦だ。栃木スタイルを貫き、前節の松本同様に完膚なきまで叩きのめすだけである。

「ボール保持者への寄せが今季もっとも厳しく行けていたと思う」

佐藤が振り返るとおり、前節松本戦(〇3-0)はハイプレスの守備連動がスムーズで、厳しいアプローチが連続でハマった。

「特にボランチからよく声が出ていた」と指揮官。西谷と佐藤が中心となり、サイドやCB勢と声を掛け合い、スムーズな連動で強度のあるハイプレスを90分間機能させた。相手が狙うサイドバックの背後もうまく消すことができていた。

 

選手たちは松本に完勝したあとに「次が大事だぞ」と意識を共有、まったく浮かれることなく今週のトレーニングに入れていた。松本戦のピッチ上を駆け巡っていた「声」は今週のトレーニングでも強調され、非常によく出ていたと感じる。

ここで連勝できれば中位、そして上位へと再び身を置ける――。長く勝てないなかで、ようやく見えた上への景色だ。このチャンスを逃がすまいという共有が選手たちにはある。

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