「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

柳育崇、キャプテンとしての覚悟。「チャンスを頂けたのにプレッシャーから逃げることはしたくないんです」【Column】(21.6.4)  

▼気持ちの強さとその反動

15節松本戦のヘディングの2ゴール、その後のゴール裏に向けられた”雄叫びパフォーマンス”などが象徴的だ。溢れる気持ちの強さがひしひしと伝わる、キャプテンの柳育崇。

今季、新潟から完全移籍を果たし、目標に掲げるとおり、ここまで唯一の全試合フルタイム出場。

プロとして初めてキャプテンも任され、けん引役として“柳らしさ”が溢れるシーズンを過ごしているように見える。

 

ただ、気持ちの強さの分、チームが勝てない時期には、一人で背負い過ぎてしまっていたという。

「自分がどうにかしてやろうという思いは強かった。周りから『背負い過ぎないでお前らしいキャプテンならばいいんじゃないの?』とよく言われていました」

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