「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

滲み出る攻撃性の片鱗。18歳の俊英、植田啓太は結果を掴み取れるか。【トピックス】(21.6.17)

▼天皇杯町田戦のパフォーマンスで一歩前進

前節大宮戦の82分、3枚替えでピッチに入っていった選手たちは、今月9日の天皇杯町田戦(〇2-0)で一定のパフォーマンスを見せて評価された選手たちだった。

植田啓太はそのうちの一人だった。18歳。今季、横浜F・マリノスから期限付き移籍で加入した18歳の俊英である。今季は2節秋田戦(●0-1)でいきなりスタメン起用されたが、それからしばらくは出場機会に恵まれなかった。

まとまった出場チャンスを掴んだのが、9日の天皇杯町田戦だった。

左サイドハーフとしてスタメンでピッチに立った植田のプレーは、総じて良かった。チーム全体で相手を追い込むハイプレスが機能したことが大前提となるが、全員が献身的に動いて相手ボールを引っ掛けた次のプレーで、ボランチから植田がパスを引き出してFWへと繋げる仲介役として機能。ボールを受ける立ち位置や受けるタイミング、その先へと配球したり前進したりするプレーのイメージは、今季のチームにおいて一味異なり、魅せるものがあった。

植田は天皇杯町田戦の自身のプレーをこう振り返る。

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