「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

FW豊田陽平が栃木に合流「(栃木SCは)あの頃のサガン鳥栖を思い起こさせる」「必ず、今月17日の試合(23節甲府戦)に絡めるように」【加入記者会見】(21.7.8)

▼強い決意が滲む加入記者会見

サガン鳥栖から完全移籍が決まった豊田陽平が、8日、栃木SCのトレーニングに合流した。キビキビとしたプレーで汗を流し、途中にはさっそく矢野貴章とコンビを組んだゴール前の連携などを確かめた。

8日の午後には栃木SCが加入記者会見を開催。豊田は「話をもらってから時間はいただいたが、このままでは終われないという思いに至った」と移籍を決意した理由を語った。

リーグ戦への出場は最短で今月17日の23節甲府戦からとなるが、自身のコンディションについて「自分の現状のコンディションがどのくらいかということよりも、必ず、今月17日の試合に絡めるようにという強い気持ちで移籍してきました。その日に向けて精一杯自分ができることを誠心誠意、クラブのために準備をすることが大事」と語り、強い決意をにじませた。

以下は、記者会見に多数集まったメディアとの一問一答。

 

――さっそく今日の練習では矢野選手と色々と会話をされていました。矢野選手との2トップも組み合わせとしてあると思います。ここまでの矢野選手のプレーの印象、2トップを組んだときのプレーのイメージがあれば教えていただけますか。

「映像をずっと見させていただきまして、矢野貴章さんがいるのといないのとでは大きくチームが変わるような、貴章さんのチームと言っては語弊がありますが、それくらい躍動していると思います。僕自身が貴章さんと同じことができるとは思いませんが、僕自身の良い部分と、貴章さんの良い部分を融合できると自分自身でも思っているし、監督もそう言ってくれています。だから2人のイメージというよりも、練習から擦り合わせていければと思っています。ネガティブなことはまったく考えていないです」

――途中から栃木SCに加入することになりますが、点を取ることも含めて、チームの中でどういう存在になっていきたいというイメージがあれば教えてください。

「現時点でイメージはないです。これからチームメイトと時間を費やしていくなかで、僕の感じている部分、気付いている部分は発信していく必要はあると思っています。あとは発信する方法だったり、気付かせる部分だったりをうまくチョイスしながらやっていければいいと思っています。昨日栃木に来たばかりなので、その質問に滑らかに答えられるならばすごいと思うのですが、現状はこういったお答えになるのかなと思います」

――最短で試合に出場できるのが今月17日の甲府戦からになります。現状のコンディション、甲府戦に向けて引き上げていくところの感触を教えていただけますか。

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