「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

前節勝点1の殊勲オビ・パウエル・オビンナ、ダービー群馬戦の必勝を誓う。「周りがなんと言おうとプレーで示して黙らすくらいの強い気持ちを」【トピックス】(21.8.12)

▼東京五輪の仲間たちから刺激 

オビが止めていなければ負けていた。

前節相模原戦の34分過ぎ。立て続けに迎えたピンチをビッグセーブ2発で食い止めてみせた。最下位相模原に負ければ3連敗という悪夢を回避する連続ビッグセーブ。勝点1を掴み取る殊勲となった。

熱い気持ちをたぎらせて迎えた中断明けの初陣だった。東京五輪の男子サッカー。同世代の仲間たちが世界と延長戦までもつれながら一歩も引くことなく戦い抜く姿に刺激を受けていた。

「僕自身、あのグループに入るためにずっと頑張ってきたので、仲間の活躍に刺激は受けているし、一方で悔しい気持ちもあります。でも悔しいと思えることがありがたい。あの競争があったから今がある。競争に敗れ、この先どう頑張るのか、自分はどうありたいのか考えさせられたし、新たな目標もできました」

目標は遥か先に設定してある。そこへたどり着くために逆算し、今をどう生きるのか。思いを新たに迎えた相模原戦だった。

(残り 702文字/全文: 1107文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ