「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

負けない栃木。首位京都も攻略なるか。【J2第31節 京都サンガF.C.戦 プレビュー&コラム】(21.9.24)

前節はホームに水戸を迎え、熱戦のすえにゴールレスドローに終わった。カウンターからチャンスを掴めていただけに、今節に求められるのは決め切る精度だ。今節はアウェイで首位京都に立ち向かう。守備の時間は長くなるだろうが粘りの戦いで勝点3を掴んで帰ってきたい。第31節京都対栃木はサンガスタジアム by KYOCERAで25日18時30分にキックオフを迎える。

 

PICK UP 森俊貴か、植田啓太か、それとも――。

 

▼思いっきりぶち当たれ

3連勝ののちにスコアレスドロー。4戦負けなしで迎える首位京都戦だ。

「首位相手にどれだけできるのか本当に楽しみ。思いっきり当たっていきたい」

柳が言うように、相手の胸を借りて、そこに思いっきりぶち当たっていく一戦だ。前回対戦時とは仕様が異なる栃木がどこまでできるか。

前回対戦ではコテンパンに押し込められた。放ったシュートはわずかに2本。序盤はハイプレスで押し込んだが、時間の経過とともに、京都に背後へのボールを多用されてセカンドボール奪取も優勢に立たれると、次第に押し込まれて最後までガードを固めたままの展開になってしまった。

自陣にブロックを敷いたときの守備には粘り強さがあったが、京都にも決定機を何本か放たれている。GK川田が足一本で防ぐスーパーセーブもあったが、ウタカや宮吉といったスコアラーが不在となった京都の決定力に助けられた、という側面を含むスコアレスドローだった。

だが、今節の京都にはウタカ、宮吉、そしてJ3の上半期で二桁得点を奪って夏に移籍加入したイスマイラもいる。磐田とともに独走状態に入った首位京都はJ1昇格に向けて残り12試合を程よい緊張感を保ちながらどの相手にもぬかりなく戦ってくるはずだ。

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