首位京都に「組織」で対抗するも力及ばず。【J2第31節 京都サンガF.C.戦 レビュー】(21.9.26)
2021明治安田生命J2リーグ第31節
2021年9月25日18時30分キックオフ サンガスタジアム by KYOCERA
入場者数 4,703人
京都サンガF.C. 2-0 栃木SC
(前半1-0、後半1-0)
得点者:28分 荻原拓也(京都)、65分 宮吉拓実(京都)
天候 曇り
気温 25.5℃
湿度 56%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 50 オビ パウエル オビンナ
DF 33 黒﨑 隼人
DF 5 柳 育崇
DF 36 乾 大知
MF 49 溝渕 雄志
MF 14 西谷 優希
MF 25 佐藤 祥
MF 10 森 俊貴
FW 31 豊田 陽平
FW 34 有馬 幸太郎
FW 32 畑 潤基
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 20 三國 ケネディエブス
MF 13 松岡 瑠夢
MF 23 植田 啓太
MF 41 松本 凪生
FW 19 大島 康樹
FW 29 矢野 貴章
▼序盤は優勢だったが決め切れず
ハイプレスからの速い攻撃を特徴とする者同士の一戦は、序盤から激しい攻防の連続となった。
ハイプレスを仕掛ける、相手に蹴らせる、セカンドボールを回収する、押し込む、奪われる、素早いネガトラ(攻→守の切り替え)で奪い返す、また攻め込む――。
序盤からそのやり合いだった。
栃木は前でセカンドボールを回収できたときは、縦に速い攻撃を見せるほか、ここ数試合見せているように、無理なときはいったんボランチやCBを経由して逆サイドに展開し、右サイドの黒﨑からクロスを供給する攻撃ができていた。これが最初に出たのが6分のシーンだ。
対する4-3-3の京都は背後へのボールのほか、ビルドアップからの崩しも見せた。特徴的だったのは、両サイドバックがいつもの試合よりも低い位置で受ける構えだ。
「栃木対策として相手のサイドバックを引き出すような低いポジション取りは意識した」と振り返るのは左SBの荻原。
ハイプレスに来る栃木のサイドバックを前に引き出しつつ、その背後のスペースにウタカが流れたり、シャドーが流れて使いつつ逆サイドのウィングまでボールサイドに集結し、細かいワンタッチパスでプレスを掻いくぐりながら手薄になった中央のウタカを使う、といったコンビネーションもお目見えした。
曺貴裁監督が「栃木さんの対策をしながら準備してきたことが、今日はいつも以上にうまくいった部分があった」と及第点を与えるほどの出来だったようだ。
ただ、栃木も粘り強く守れていた。
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