取り戻した勢いのまま掴んだ2連勝。熾烈なサバイバルを生き残り、J2残留を確定させる。【J2第41節 ギラヴァンツ北九州戦 レビュー】(21.11.29)
2021明治安田生命J2リーグ第41節
2021年11月28日14時キックオフ ミクニワールドスタジアム北九州
入場者数 5,638人
ギラヴァンツ北九州 1-2 栃木SC
(前半0-1、後半1-1)
得点者:27分 柳育崇(栃木)、80分 佐藤祥(栃木)、90+2分 西村恭史(北九州)
天候 晴
気温 16.9℃
湿度 22%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 50 オビ パウエル オビンナ
DF 22 小野寺 健也
DF 5 柳 育崇
DF 36 乾 大知
MF 33 黒﨑 隼人
MF 17 山本 廉
MF 25 佐藤 祥
MF 49 溝渕 雄志
FW 11 ジュニーニョ
FW 29 矢野 貴章
FW 10 森 俊貴
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 20 三國 ケネディエブス
MF 14 西谷 優希
MF 16 菊池 大介
FW 31 豊田 陽平
FW 32 畑 潤基
FW 34 有馬 幸太郎
▼アウェーで北九州を撃破し、J2残留を決める
基本的に北九州は下のボールでも上のボールでも間に縦パスを入れて起点を作り、前向きな選手に預けて追い越すように前進したかったのだろうが、栃木が中を堅く閉じながら、サイドに流されるボールにはキビキビとスライド守備を繰り返せていたので、北九州がほとんど縦パスを入れることができず、よって前進できずに進んだゲームだった。
映像を振り返ってみたが、栃木は前半も後半もほとんど北九州に前進を許していない。前進を許した場面でも素早い帰陣からサイドでタイトに対応することで決定的なボールを中に入れられることもなく、ほぼピンチを招くこともなかった。
それでも田坂監督は試合後に「前半の入りの悪さ」と「先制点を奪ったあとの緩み」を指摘していた。
わずかな隙だったように映るが、指揮官は少しでも気が緩んだプレーをしてしまえば、相手には高橋大悟という一発の武器があり、前回対戦(●1-2)のように相手にリズムを与えて流れを持っていかれると懸念していたのだろう。ミクニワールドスタジアム北九州は逆転残留を信じた5,638人の観衆で埋まっていた。専スタが生み出す大アウェーのうねりも栃木にとって警戒すべき要素だった。
(残り 3165文字/全文: 4116文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ