「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

2022シーズン新体制発表記者会見&2022シーズンユニフォーム発表会【トピックス】(22.1.10)

10日、栃木SC2022シーズン新体制発表記者会見&2022シーズンユニフォーム発表会を開催した。会見には橋本大輔社長、時崎悠監督、山口慶強化部長兼スポーツダイレクター、新加入選手12人のうち外国籍選手2名を除く10名が参加した。

以下、会見の要旨についてまとめた。

 

■橋本大輔社長

「皆さん、あけましておめでとうございます。栃木SC2020年からJ2の中でJ1昇格のためのベースキャンプを作ろうと取り組んできました。その結果、20年が10位、21年が14位。昨年はギリギリ中位でしたが、その中で得られた成果もありました。今季はこの2年で作ったベースキャンプから少しでも上にいくことを目指し、J1昇格という頂にチャレンジするシーズンにしたいと思っています。クラブ規模からすれば難しいチャレンジですが、J1に昇格できるのはJ222チームのみです。その権利を最大限生かせるように今季もしっかり戦っていきたいと思います。良いとき悪い時もあると思いますが、選手の後押しをお願いいたします。

それから今日、山口慶強化部長がスポーツダイレクターを兼ねるというリリースを出しました。クラブによってスポーツダイレクターの定義は様々ですが、山口強化部長に担ってほしい役割は、これまでトップチーム、アカデミー、スクール等、フットボールに関する取り組みをそれぞれの部署で行っていた状態でした。ただ、今後よりクラブを発展させていくためにも一度それぞれの取り組みを整理して各部が連携して強化していく、選手を育成していく、という取り組みをしてほしいと思っているので、山口強化部長にスポーツダイレクターに就任してもらいました。ぜひ山口慶の応援もよろしくお願いします」

 

■山口慶強化部長兼スポーツダイレクター

「こんにちは。改めまして本年もよろしくお願いいたします。今シーズン、監督も新監督を迎え、新たなチャレンジのシーズンだと思っています。毎年、入れ替わりが多いチームになってしまい、その点は改善したいと思っていますが、今季も力のある選手たちに来てもらいました。必ず結果を出してくれると思っていますし、彼らのことを信じて応援してもらえればと思います」

 

■時崎悠監督

「こんにちは。3連休の締めくくりの時間ですが、お忙しい中、ここまでお越しいただきありがとうございます。ここにいる10名の新加入選手、それと合流できていない外国籍の選手2名を含めて、躍動するサッカーを、スタジアムに起こしいただける皆さんと一緒に作り上げていきたいと思っています。今日はここにいる選手たちが強い覚悟と意気込みを伝えてくれると思います。よろしくお願いいたします」

――時崎監督に伺います。目指す順位など数字が決まっていれば教えてください。

「監督就任の記者会見のときにも話させていただきましたが、目標はやるからには勝ちたいですし、一番上を目指すのが当然だと思います。5位とか8位とか言ったとしても、どのくらいの勝点が必要なのか、選手に明確に示せないと思っています。なので、すべての試合に勝ちに拘っていきたいし、一番上にいる勝点を目指してやっていきたいです」

 

■綿貫一成コーチ

「時崎監督とはトップチームを担当するのが2シーズン目になります。彼の意図を汲み、伝え、クラブ、選手の成長の手助けをしたいと思っています。私自身、クラブと共に成長したいとも思っています。簡単な時期だけではないと思いますので、そんなときこそ手を取り合っていければと思います」

 

■浜嶋淳郎コーチ

「昨季まで8年間、栃木SCのアカデミーで仕事をしていました。今季またこのクラブのために闘えることを嬉しく思っていますし、チームの成長と勝利に貢献できるように日々自分が持てるすべてを出し尽くして貢献していきたいです」

――トップチームのコーチ就任はどういう経緯だったのでしょうか。また、栃木での経験をどう活かそうとしているか、教えてください。

8年間、アカデミーで仕事をさせてもらい、トップチームで栃木のアグレッシブなサッカーをより色濃く出せるように自分がサポートできればと思っています。あとはトップチームにはアカデミー出身の選手もいますが、彼らだけではなく、僕が関わってきたたくさんのアカデミー生だったりスクール生だったりがいますので、彼らの思いも背負って今季を戦っていきたいと思っています。応援してもらえる人たちに誇りをもってもらえるような戦いをしないといけないと思っているし、一生懸命がんばります」

 

■齋藤誠一GKコーチ

「栃木SCのクラブの発展と選手の成長のために日々努力をして、シーズンが終わる10月の末には皆さんが喜んでもらえる結果を出せるように努力していきます。よろしくお願いいたします」

 

■菊池忍フィジカルコーチ

「栃木SCのファミリーの一員として加われたことをうれしく思います。様々なクラブでやってきましたが、新たな気持ちでチャレンジするという気持ちです。選手と、クラブと、成長できるように一瞬一瞬を大事にしていきます。よろしくお願いいたします」

 

以下、選手たちに対する一問一答。

 

■瀬沼優司

2014年に栃木SCでプレーさせていただき、またこういう機会をいただきました。今までの経験をチームに還元し、また若い選手たちと協力して、新しいチームの目標を達成できるように頑張ります」

――ピッチ外での性格は?

「優しいと思います」

――栃木でのオフで行ってみたい場所、食べたいものなどは?

「前回栃木にいたときも日光に行ったのでまた行きたいです」

――外から見た栃木SCの印象と、合流した栃木SCの印象をどう感じているのか教えてください。

「強い一体感を感じているし、去年残留争いをして戦った時も感じました。でも去年よりもより上の順位に行くためにより一体感をみんなで作っていきたいと思います。今は既存の若い選手たちがすごくいい雰囲気を作ってくれていて、新しく来た選手たちが入りやすい状況を作ってくれていると思うので、早く融合するように一体感を作っていきたいです」

――プレー以外のプライベートで自分はここは負けないという拘りがあれば教えてください。

「手だけは唯一、綺麗だねと褒めてもらえますね(笑)」

――時崎監督の印象を教えてください。それから栃木県について印象を教えてください。

「監督の印象は情熱があり、言いたいことをはっきりと伝えてくれる監督だという印象を持っています。栃木県民の皆さんは親しみやすく、距離が近く、サポーターも一体感を常に感じさせてくれる存在だと思っています。また一緒に戦えることをうれしく思っています」

 

(残り 6256文字/全文: 8965文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ