「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

チーム一体の鋭利なプレス連動でペースを掌握せよ。【J2第10節 ロアッソ熊本戦 プレビュー&コラム】(22.4.16)

前節はアウェイで新潟に0対2の敗戦。これで2連敗となった。戦績は3勝2分4敗で暫定17位につける。3連敗を阻止できるか、正念場だ。ホームにロアッソ熊本を迎える今節は、今季初めての開催となる栃木県グリーンスタジアムで14時にキックオフを迎える。

 

PICK UP 左サイドが停滞を打破するか?

 

▼とにもかくにも先制点

今節を迎えるに当たって最重要ポイントは先手を取ること、相手に与えないことだ。

金沢戦(●0-2)、新潟戦(●0-2)と非常に入りが悪くなる中で先手を許し、そして敗れた。

今季、栃木が先手を取った4試合は31分、先手を取られた5試合は14敗。勝点3の行方は先制点次第なところがある。

前節新潟戦は6分に先手を許したあと、焦りが裏目に出たような前半になった。ハイプレスは連動せず、奪ったボールは前線になかなか収まらなかった。

今節、やるべきことはハイプレスの呼吸を合わせて引っ掛けること、引っ掛けたボールを前線に収めて攻撃を繰り出すことだ。

時崎監督が「僕が前への意識を強調し過ぎたかもしれない」と振り返っているが、奪ったあとにパスミスをしたり、キープができなかったりという現象には、目に見えない焦りもあるのかもしれない。焦らずにじっくりとゲームを進めるためにも、堅調な守備による締まったゲームを展開できるか否かがポイントになりそうだ。

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