「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

スタメン9人変更。後半に一体感を欠く。【J2第13節 レノファ山口戦 レビュー】(22.5.1)  

2022明治安田生命J2リーグ第13節

2022年4月30日19時キックオフ 維新みらいふスタジアム

入場者数 2,981人

レノファ山口 2-1 栃木SC

(前半0-0、後半2-1)

得点者:57分 橋本健人(山口)、90+2分 矢野貴章(栃木)、90+6分 高木大輔(山口)

天候 晴
気温 20.3℃
湿度 41
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 41 藤田 和輝
DF 22 小野寺 健也
DF 15 大谷 尚輝
DF 20 三國 ケネディエブス
DF 30 福森 健太
MF 3 黒﨑 隼人
MF 23 植田 啓太
MF 33 磯村 亮太
MF 17 山本 廉
FW 13 松岡 瑠夢
FW 32 宮崎 鴻
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 16 カルロス グティエレス
DF 35 鈴木 海音
MF 11 ジュニーニョ
MF 4 佐藤 祥
FW 27 五十嵐 理人
FW 29 矢野 貴章

46分 黒﨑→鈴木
58分 植田→佐藤
66分 松岡→ジュニーニョ
66分 宮崎→矢野
77分 山本→五十嵐

 

 

▼前半はプレス連動で攻勢をかける時間帯も

勝ちたい試合だった。前半は悪くなかった。だが後半は機能不全に陥った。統一感も徹底もなかった。それでは勝てないし、やられる。起こるべくして起きた結果だろう。

 

前節大分戦からスタメンを9人変更して迎えた今節。

連携面に不安があったが、練習試合やエリートリーグで組んできたメンバーとあって、前半は特にプレス連動の面でまったく悪くなかった。

相手の攻撃のストロングである左サイドに対し、右サイドの松岡や黒﨑らがかなりのハイプレッシャーを仕掛け、後ろもキビキビと連動し、30分過ぎくらいまで前でボールを絡め取れていた。

そして絡め取ったボールはしっかり動かしながらサイド攻撃を展開できていた。

 

17分、三國のクロスに宮崎が頭で合わせたが、わずかにポストの右へ。

32分、福森のCKに小野寺が頭で合わせたが、相手GKにセーブされた。

いい流れではあったが、攻勢を掛けているときに気になったのは、サイドに振ってから斜めのランニングでニアゾーン(ゴールエリアとペナルティエリアの間のスペース)でボールを受けた山本や宮崎らが後ろに戻すプレーに留まっていたことだ。

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