「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

ゴールレスを打破する武器は何か。【J2第15節 ヴァンフォーレ甲府戦 レビュー】(22.5.9)

2022明治安田生命J2リーグ第15節

2022年5月8日16時キックオフ カンセキスタジアムとちぎ

入場者数 7,304人

栃木SC 0-0 ヴァンフォーレ甲府

(前半0-0、後半0-0)

得点者:

天候 晴
気温 20.3℃
湿度 37
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 1 川田 修平
DF 35 鈴木 海音
DF 16 カルロス グティエレス
DF 18 大森 渚生
DF 30 福森 健太
MF 3 黒﨑 隼人
MF 14 谷内田 哲平
MF 4 佐藤 祥
MF 13 松岡 瑠夢
FW 17 山本 廉
FW 29 矢野 貴章
控えメンバー
GK 25 青嶋 佑弥
DF 15 大谷 尚輝
MF 7 西谷 優希
FW 21 トカチ
FW 27 五十嵐 理人
FW 32 宮崎 鴻
FW 38 小堀 空

54分 松岡→トカチ
75分 山本→五十嵐 

 

18分の決定機はこぼれ球から

今できることはやっていると感じるが、ゴールだけが足りない。

最大の決定機は18分、山本のフィニッシュが右ポストを弾いた。これがGKキックから矢野が潰れた際のこぼれ球から生まれていることは、今後ゴールを奪い取るヒントかもしれない。

昨季よく見た事故のようなシーンだろうが、決定機は決定機だ。ペナルティエリア内にボールを入れないと何も始まらない。

この試合は前節山形戦の流れを受けて、中3日のトレーニングの中で、危険なエリアにクロスボールを入れることが一つのテーマだった。

可能性を感じさせたのは、前後半通じて3CBの鈴木が駆け上がったときに上げ切った2本の右クロスだった。矢野目がけて強引に入れたときには何かが起きそうだった。意図してダメならば、同時進行で、偶発性に賭けるのも一手だ。

 

25分過ぎまではパーフェクトなゲームだった。

(残り 4115文字/全文: 4850文字)

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