「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

しぶとく勝ち切った前節のベースをぶつけ、内容を前進させ、そして二度目の連勝を。【J2第18節 FC町田ゼルビア戦 プレビュー&コラム】(22.5.24)

前節はアウェイで徳島と対戦し、矢野貴章の決勝ゴールで勝ち切り、10試合ぶりとなる勝点3を手にした。このままの流れで連勝といきたい。中3日で迎える今節はホームに町田を迎える。タレント揃いの強豪だが、前節のベースをぶつければ勝負になる戦いだ。今節はカンセキスタジアムとちぎで19時にキックオフを迎える。

 

PICK UP 若手が頭角を現し、熾烈なレギュラー争いに

 

▼二度目の連勝が懸かる一戦

「ここで連勝しないと『徳島戦の勝利の意味がなくなる』というメンタリティにみんながなっている」(大谷)

前節、アウェイで強豪徳島に勝ったことに誰も満足していない。まったく悪くない流れだ。

徳島戦は前から奪いにいけずに後ろに構える時間が増えてしまったが、それでも全体が強固に繋がり、堅い守りでクリーンシートを達成。加えて、前への強い意識から勝負どころの65分に矢野が決勝ゴールを掴んだ。課題としていたゴール前に掛ける人数も確保し、千金ゴールに結実させた。

今節は、前節、下がり過ぎてしまったプレスのラインをいかに押し上げ、いかに前で奪う回数を増やし、ショートカウンターの回数を稼げるか、が一つの焦点になる。

町田も強いが、押し込まれることを想定しつつ、徳島戦よりはブロック全体を前に押し上げ、よりチャンスの数を増やせればベターだろう。

 

町田は一時期、まるで栃木と歩みを同じにするように8試合も勝利から遠ざかったが、直近2試合は2連勝と息を吹き返し、再びJ1昇格プレーオフ圏内へと浮上した。

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