「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

見据えるのはあくまで二桁「あと7得点」。心身充実の根本凌「楽しいです、サッカーが」【トピックス】(22.8.4)

当初感じていた試合勘の不足ももう問題ない状態だという。着々とゴールを積み上げ、矢野や髙萩らとのコンビネーションもいい。「目標はあくまで10ゴール」。掲げる数字に残り13試合でどれだけ近づけるか。

 

▼髙萩選手は「見ていないようでめちゃくちゃ見ている」

――湘南で試合に出られなかった状態から試合に出続けている状態に変わっています。自分の中で感覚的に変わってきたことは?

「まず試合勘がなかったのですが、それは徐々に上がってきています。状況状況、局面局面で『こういうときはこういうプレーをすればチームが助かるな』とか『得点を取るためにはどこでパワーを使うべきか』とか、そういった感覚が少なからず身についていると思います。あとはファーストDFにがっつり行くところが課題かなと」

――チームが助かるというのは、押し込まれている時間帯でも自分たちのゴールキックを収めてしまって流れを持ってくるようなプレーですか?

「そうですね。前節徳島戦でいえば、相手が結構前から来ていて、ボールを奪ったときには自分たちのリズムでつないでくるチームだったので、そういうときにGKからのパントキックを一個トラップして、サイドに持っていって収めて時間をつくるプレーなどはチームを助けるプレーだなと感じています」

――手前で矢野選手が競った背後でキープするなど、二人だけで時間を作ってしまうプレーもかなりありますね。

「そうですね。貴章さんとも話し合いながらコミュニケーションを取って、良い関係性ではできていると思います。あとは、髙萩選手がFW1個下のポジションでボールを持って、前を向いたときのアクションなどももちろん大事かなと思います」

(残り 2052文字/全文: 2756文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ