「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

勝負のカギは、いかに「前」で戦えるか。【J2第30節 ロアッソ熊本戦 プレビュー&コラム】(22.8.6)

前節はホームで徳島ヴォルティスに1対1。勝ち切れなかったが直近4戦は負けなし、好調を維持する。今節はアウェイ熊本に乗り込む一戦。相手はJ1昇格プレーオフ圏内の6位につけるが、栃木が勝てば上位に近づける大事な一戦となる。今節はえがお健康スタジアムにて19時にキックオフを迎える。

 

PICK UP 矢野、根本らの強さを活かしたい

 

▼前節徳島戦のようにはいかない

いかに相手陣内でゲームを進められるか、というゲームだ。

前節徳島戦(△1-1)で露呈した課題に向き合う姿勢が、そのまま熊本対策になる。前節の試合後に時崎監督は次のように話した。

「カウンターやハイプレスなどを90分間通してもっと出せるようにしていかないと、上のグループには入っていけないのかなと思っています」

ボール保持率の高い徳島に対し、前で奪い切る回数が少なかった。前半の途中からシステムを4バックに変え、前半の終了間際に立て続けにカウンターチャンスと決定機を掴んだが、決めれなかった。

これまで3バックや4バックなど様々な相手と対戦してきたが、栃木は基本的に3バックで対峙してきた。それは「チームの土台となるもの、立ち返れるものを構築しなければいけない」(時崎監督)という考えからだ。

(残り 2379文字/全文: 2901文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ