私が注目し、期待を掛けたいのが永田充だ【島崎英純】日々雑感-覚悟-永田充(2014/2/26)

私が注目し、期待を掛けたいのが永田充だ

2014年シーズン、浦和レッズの宮崎、そして鹿児島のキャンプで、浦和レッズの選手たちはタイトルを逃した昨季の悔しさを払拭すべく精力的に身体を鍛え抜いた。そしてミハイロ・ペトロヴィッチ監督も選手のフィジカル強化が栄光への近道であると認識し、これまで以上のトレーニング負荷を与えてレベルアップを促していた。

選手たちは個々にそれぞれの立場を認識して様々なアクションを起こしていた。例えばアルビレックス新潟へのレンタル移籍が終了して浦和へ帰還した濱田水輝は今季が自らにとって正念場になることを自覚してユース時代の同期である阪野豊史と真剣にトレーニングに取り組む姿勢が垣間見られた。また新卒新人の関根貴大はルーキーらしからぬ寡黙さで先輩選手に迎合することなく練習に打ち込む生真面目さを覗かせて他の選手との違いを表していた。

 Jリーグの舞台で長年戦ってきた歴戦の猛者の中にも今季を勝負の年と捉えている選手がいる。特に主力から外れて控えに甘んじた者たちは自らの存在価値を監督、チームメイト、そしてサポーターにしっかりと示すためにひた向きな意志で練習に向き合っていた。中でも私が注目し、期待を掛けたいのが永田充だ。

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