無料記事:『ACLグループステージ初戦へチームが始動!』【2016浦和レッズ・大原レポート】(2016/2/19)

▼恒例の『1対1&ダッシュ』メニューを消化

18日間にも及んだ鹿児島・指宿キャンプを終えた浦和レッズは、1日のオフを挟み、2月19日から大原サッカー場でのトレーニングを再開した。オフ明けのこの日は、トレーニングのスタート前にミハイロ・ペトロヴィッチ監督から約20分ほど、クラブハウス内でのルールなど、トレーニングにあたっての心得などが示されたという。その後は坂道ダッシュなど、オフ明けの体起こしの一環として、さまざまなフィジカルメニューを消化。トレーニングの終盤には5人1組でのパス交換を行い、最後のメニューとしてキャンプでも恒例だった『1対1&ダッシュ』に取り組んだ。

この『1対1&ダッシュ』は、グラウンドの四隅に1対1のスペースを設けて30秒間のバトルを繰り広げたあと、コーチングスタッフの合図でグラウンドの二辺を全力ダッシュするメニューのこと。このトレーニングには心肺機能とスプリント能力を高める意図があるとのことで、この日は30秒×2を1セットとして、計2セット実施された。

1対1の選手の組み合わせは、駒井善成と遠藤航の新加入選手セットや槙野智章と武藤雄樹の“仲良しセット”など。「相手は日本を代表するDFでもあるので、槙野さん相手の1対1はすごく練習になった」と振り返ったのは武藤。「今季はドリブルを多用したいと思っているし、ドリブルは自分自身の課題でもある」と、武藤は日本代表DFを向こうに回し、懸命に課題解決へ取り組んでいた。

ボールを使ったトレーニングには、今季最初の公式戦となるAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節・シドニーFC戦(豪州)に向けて、ACL公式試合球を使用。5日後に開催されるシドニー戦での勝利を見据えるチームは、オフ明けでも約1時間30分のトレーニングを行った。ホーム埼スタで公式戦初の背番号9をお披露目する武藤は「9番をつけてプレーするからには結果を求められる。昨季のような苦しいスタートにはしたくないので、ホームで勝ってスタートダッシュできるようにしたい」と、今季初戦へ懸ける強い思いを語った。

Reported by 郡司 聡

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