【無料記事】興梠絶好調! 陽光降り注ぐ中でトレーニングを実施【2016浦和レッズ・大原レポート】

浦和レッズは午前10時から大原グラウンドでトレーニングを行った。

今日の練習は日本代表に招集中のGK西川周作、DF槙野智章、MF柏木陽介、U-23日本代表のポルトガル遠征に参加中のDF遠藤航、MF関根貴大、U-19日本代表のバーレーン遠征に参加中の伊藤涼太郎の計6人が不参加となり、残る21人がトレーニングを実施した。

チームは通常と同じく鳥かご、3人一組でのパス回しをこなした後、1040分前後からGKを加えた1010のミニゲームを開始した。チームの組み分けは以下の通りで、前線トライアングルの3人の組み合わせはインターバルを挟むごとにチームを入れ替えた。

 

この日の練習で抜群の動きを見せたのが1トップに入った興梠慎三だ。味方から入るクサビパスを落として周囲と連係し、俊敏な動作でゴール前に入ってフィニッシュへ至る。クロスからのボレー、中央からのドリブル打開、パスコンビネーション、そして相手DFのボール処理ミスを突いた前線守備からのボール奪取&シュートなど、あらゆるプレースキルの高さを見せつけて得点を量産し、現在公式戦3試合連続ゴール中(4得点)に相応しいコンディションの良さをアピールした。興梠は国内組限定の日本代表合宿に呼ばれたものの、今回のロシア・ワールドカップ予選の日本代表メンバーには選出されなかった。興梠自身はそれほど代表への熱意を露わにしないが、それでも自らの実力を示すために一念発起している様は、現在の練習での所作からもうかがえる。

また、昨日から全体練習に合流したブランコ・イリッチが全メニューをこなし、ミニゲームにも参加したことは朗報だろう。森脇良太と組んだバックラインでは頻繁に味方選手の名前を叫んでボールを呼び込む動きをしていた。神経系のケガで長らく戦列を離れていたが、ようやく実戦復帰できる態勢が整った。彼もまた、今後の動向が楽しみなひとりだ。

今日の練習は1115分頃に終了し、全体練習は約1時間15分と短めだった。そのため何人かの選手は居残りでミドルキック、シュート練習、ジョギングなどをこなし、なかでも梅崎司、石原直樹、高木俊幸の3人は堀孝史コーチに付いてもらい、約30分間に渡って自主的なシュート練習を繰り返していた。

チームは明日、13時から大原グラウンドでFC東京とトレーニングマッチを行い、4月1日(金)に再開されるJリーグ1stステージ第5節・ヴァンフォーレ甲府(@埼玉スタジアム)へ向けて準備を重なる予定だ。

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