【無料掲載】2016Jリーグ1stステージ第15節・鹿島アントラーズ戦[宇賀神友弥・梅崎司・興梠慎三][選手コメント]

○宇賀神友弥

「後半途中まで失点していなかったので、自分のミスがこのゲームを壊してしまいました」

Q   相手は嵌めてくる形で守っていましたが。

「嵌めてきた感じはないです。プレッシャーも、前から来てなかったし、どちらかというと引いて、自分たちは前から行っていました。むしろ相手は5対5で前から嵌めてくるかと思ったんですけども、それがなかったので、僕らは後ろから繋いで、前の3枚に良い形でパスを入れられていました。相手はカウンター、そしてセットプレーが狙いだったと思います」

Q  今日は5万人以上の観衆が詰め掛けました。

「本当に良い雰囲気を作ってもらって、それを本当に自分が壊してしまった。その思いしかないです。本当に相手はカウンターだと思ったので、それを自分たち、チームとして凌いで対応していたのに、自分がそれを壊したなと思います」

 

○梅崎司

Q  前半は攻撃が組み立てられたものの、得点チャンスがなかなか生まれなかったように思いますが。

「リズムは出来ていましたし、縦パスも入ってコンビネーションも上手く行っていました。あともう一本で決定機というシーンもあって、あとは決めかだけだった。それが決まっていれば違った展開になったと思います」

Q  前半は5トップ気味になっていましたが、カウンターも受けやすい形になっていたように見えました。そこで修正をして、宇賀神選手が攻め上がらない感じになったように見えましたが。

「分からないです。僕らはいつも通りやっているつもりでした」

Q  後半は立ち上がりからリズムが悪くなってしまったのでしょうか。

「そんなに悪い感じはしなかったんですけどね。奪った後のカウンターが通ればというシーンもありましたし、そこをちゃんと繋げられていれば、こちらが決定機を作れていたと思います。逆に、ボールが引っ掛かってしまったので、カウンターを受けるシーンが多かったかなと思います」

Q  失点そのものはミスとPKからだったと思うのですが。

「そうですね。そこで失点してから前掛かりになったのですが、それは致し方無いと思います」

Q  去年は1stステージを無敗で制しましたが、最終的にはリーグタイトルを取れませんでした。その意味では、今の時期に一喜一憂することはないのでしょうか。

「一戦一戦やっていくしかないですね。自分たちのサッカーをどれだけ表現できるか」

Q  鹿島の印象は?

「最後は引かれてしまって、僕らも前に人数を掛け過ぎてしまった面もありました。もっと上手くサイドを使えていれば、僕が空いているシーンも多かったので、縦パスを入れてサイドチェンジなどをもう少し効果的にできれば、もっとチャンスは作れた印象があります」

Q  中断明けの戦いについては、これまでの反省が生かせていた面もあるかと思いましたが。

「勝てていないので、なんとも言えないです。相手が鹿島で高いテンションで臨めましたし、僕もチャンスがあったので、そこで同点にできれば勢いも増したでしょうし、5万人も来ていたわけですから、もっと強くなっていくしかないです」

Q  今日はしっかり引いてくる相手ではなく、きっちり人に付いてくるチームでしたが、その点は?

「やりやすかったですね。そこを剥がせばビッグチャンスに繋がった感じはありました。実際そういうシーンも作れたので、最後の精度ですよね。ロングランした後に、どれだけ精度を保てるか。僕自身の課題でもありますし、チーム全体のワンプレーに懸ける集中力、パワーを上手く伝えていかないといけないと思います」

Q  前半はペースを握れていたと思いますが、後半はミスが増えたように思えたのですが。

「少しミスが続きましたけども、立ち上がりは集中して入ろうと話していましたし、決して皆の集中力が欠けていたわけではないですけども、そこで失点してしまったのは残念です。気持ちが空回りしたとは思わないです。ミスがあるスポーツなので何とも言えないですけども、こういう高いテンションの試合ではやってはいけないプレーだったのかもしれないです。ただ、鹿島はカウンターの精度が他のチームと違いましたし、人数も掛けてきました。精度も高かったので、非常に前半から危険なシーンを、自分たちのミスから作られていて、その点は違うなと感じていました」

Q  ただ、レベルの高い相手との対戦はやり甲斐もあったのでは?

「きつい、ハードな試合でしたけども、純粋に楽しく、またヒリヒリするような感覚がありました。ただ、そこで勝って手応えを得たかった。今日も勝負にこだわりましたけども、それが達成できずに残念です。このあとの4試合は、より結果にこだわって行きたいと思います」

 

○興梠慎三

「繋ぐところは繋げていたんですけども、最後のところ、ラストパスの精度が欠けたと思います。相手もカウンターしかチャンスがなかったと思うんですけども、相手がカウンターできるということは、自分たちのボールの失い方が悪かったと思うし、一番やられたくない失点をしてしまったと感じています」

Q  (質問内容不明)

「もちろん自分たちがダメならば相手にチャンスを与えてしまう。個人的に一番負けたくない相手ですけども。こうなったら、また切り替えて、これから連戦が始まるので、身体を休めて次に臨みたいと思います」

Q  リオオリンピックのオーバーエージ枠に名前が挙がっています。

「オリンピックのオーバーエージに名前を挙げて頂くのは嬉しいですし、光栄です。ただ僕は浦和レッズでプレーしているので、それが一番大切だし、よく考えて決断したいなと思います」

Q  今日の敗戦を次にどう繋げるか

「自分たちは、あと4試合を勝ち抜くしかない。最終的に1stステージが取れなくても、年間で1位になればいい。残り4試合は強豪チームと戦うので、もちろん勝たなきゃいけない。頑張ります」

 

 

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