【無料公開】明日のチーム陣容は流動的な状況【大原レポート】
ズラタン、駒井、遠藤が別メニュー
浦和レッズは明日のJリーグ2ndステージ第1節のアビスパ福岡戦に向けて、午前10時から大原グラウンドで最終の練習を行った。
今日の天候は薄曇りだったが、時折太陽の光が差し込み、気温も30度を超して非常に蒸し暑かった。さすがに選手たちも暑さを感じているようで、最初からタンクトップを着る選手、腕まくりして両腕を露出させる選手、短パンをたくし上げる選手などが続出。しかし柏木陽介はいつものように長袖、しかも厚い生地の上着を着込んでおり、見ている者が暑いと感じるほどの姿でトレーニングをこなしていた。
チームは通常と同じく鳥かご、ストレッチ、パスワークをこなしてミニゲームを実施。主力組が3−4−2−1、控え組が3−5−2のような変則的なシステムでプレーしたが、これは興梠慎三がミニゲームを回避して独自調整し、遠藤航が左肘、ズラタンが右足首、駒井善成が左足首を痛めて別メニュー調整を強いられたことから人数が揃わず、天野賢一コーチが控え組に入ってプレーした影響もあったようだ。
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は練習終了後の会見で、福岡戦に際してこう述べている。
「1stステージで我々は3位、相手は最下位という順位での対戦ということで、我々が勝利を求められるゲームだと思っています。ただ、Jリーグの試合というのは、どのチームがどの対戦相手と試合をしても勝敗がどちらに転ぶかわからないので、それがJリーグの厳しさだと思います。決して簡単なゲームにはならないと思いますが、我々は全力で戦い、勝利して帰ってきたいと思います」
ミニゲームを終えた後のチームは一旦練習を締めたが、その後はいつものように各自が自主トレーニングに励む姿が見られた。武藤雄樹&青木拓矢、関根貴大&高木俊幸、平川忠亮、柏木陽介、梅崎司、宇賀神友弥らはジョギング、石原直樹、伊藤涼太郎らはGK岩舘直を交えてシュート練習、槙野智章と那須大亮はロドリゴ・シモネス通訳にチューブを引っ張ってもらって負荷を掛けたダッシュ運動と、それぞれが通常通りのルーティーンをこなし、明日の福岡戦に向けて調整を重ねていた。
Text by 島崎英純