【無料掲載】リオ五輪組も本格合流。フロンターレとの首位決戦へ、臨戦態勢が整う【大原レポート】

■興梠は別メニュー調整、遠藤はフルメニュー消化

週末のJ1リーグセカンドステージ第9節・川崎フロンターレ戦を3日後に控えた浦和レッズは17日、大原サッカー場でトレーニングを実施した。

この日のトレーニングからリオ五輪に出場していた興梠慎三、遠藤航がチームに本格合流。興梠はチームとは離れて別メニューで調整し、遠藤は「ゲームをやってコンディションを作る意味では良かったと思う」と振り返ったように、フルメニューを消化した。

ゲーム形式のトレーニングはハーフコートほどのサイズで実施され、最初はGKを含む12対12の人数で敢行。ゲームの途中から足裏の皮が剥がれている影響で前節・名古屋グランパス戦も45分間の出場だった柏木陽介がゲーム形式のトレーニングから外れて、ランニングなどで汗を流しトレーニングを終えている。柏木が外れたあとのチームは11対12の変則的な人数の中、ミニゲームを行った。

立っているだけで汗が吹き出るような酷暑の中、チームの全体練習も約1時間45分ほどで終了。関根貴大ら、若手選手は居残りのシュート練習などを消化して、3日後に迎える勝負の川崎戦に備えた。

2ndステージ第5節・鹿島アントラーズ戦を勝って終えたミハイロ・ペトロヴィッチ監督は、「ここから3試合を3連勝、勝ち点9を取ってフロンターレ戦を迎えよう」とチームを鼓舞しており、浦和は五輪組不在の中、鹿島戦を含む4連勝を達成し、最高の状態で年間首位との“決戦”を迎える。前回、アウェイでの川崎戦で決勝ゴールを奪っている武藤雄樹は「ミシャが言ったとおりに、勝ち点9を達成できたことで自信を持って試合に臨める。リオ五輪の結果は残念だったけど、五輪組も戻ってきたので、良い状態でフロンターレ戦に臨める」と話し、勝ち点2差で迎える“首位攻防戦”に向けて思いを馳せた。

取材:郡司 聡

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