今季ワーストのゲームで大事な一冠を逃す【島崎英純】2016天皇杯4回戦・川崎フロンターレ戦レビュー

■低調な柏木のパフォーマンス

奇妙なゲームだった。前半から双方好機を迎えるオープンな展開。高質な攻撃が実っての筋道なら好意的に捉えられるが、その大半は双方ミスが生じてのピンチの連続だった。

浦和レッズは遠藤航、阿部勇樹、柏木陽介らが次々に縦パスをカットされて危険なカウンターを浴びる。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「本来であれば2、3点、取られてもおかしくない前半だったと思います」とため息をついたが、それも道理だ。

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