年末のご挨拶と来年の抱負

2016年も残りわずかとなりました。

2016シーズンの浦和レッズはYBCルヴァンカップを制してミハイロ・ペトロヴィッチ監督体制初となるタイトルを獲得しました。ルヴァンカップはクラブ史上、前身のヤマザキナビスコカップから数えて2013シーズン以来13年ぶりの戴冠となります。また、今季は2ステージ制のJリーグで2ndステージを制し、年間34試合でJリーグ史上最多タイとなる勝ち点74を獲得して年間1位の称号も得ました。

ただし、Jリーグが定めたレギュレーションの下で戦った明治安田生命チャンピオンシップ決勝で年間勝ち点3位の鹿島アントラーズにホーム&アウェー2戦合計でアウェーゴール差の上で敗れ、2006シーズン以来のリーグタイトル奪還はなりませんでした。

シーズンを通して安定した成績を残した浦和ですが、タイトルマッチで敗れてタイトルを逸したのは本当に残念です。史上最多勝ち点を積み上げても達成感なく虚しさが残るのは、Jリーグが定めた歪なレギュレーション以外に、やはり浦和が本当の実力をまだ兼ね備えていないという現実を突き付けられたからかもしれません。年間勝ち点2位の川崎フロンターレと年間勝ち点3位でJリーグ覇者に上り詰めた鹿島が2017年元日に天皇杯決勝を戦うことになった事実を見て、一層悔しさも募ります。

しかし、後ろを振り向いてばかりもいられません。浦和は来年、ペトロヴィッチ監督体制6シーズン目を迎えます。その中で、永田充(→東京V)、加賀健一(→山形)、大谷幸輝(→新潟)がそれぞれ他クラブへの移籍が決まり、石原直樹がベガルタ仙台へレンタル移籍することがこの度発表されました。

また、レンタル移籍していた橋本和(神戸)、阪野豊史(愛媛→山形)の他クラブへの完全移籍、山田直輝(湘南)、岡本拓也(湘南)、斎藤翔太(水戸)、茂木力也(愛媛→山形)のレンタル移籍延長もアナウンスされています。一方でレンタル移籍していた矢島慎也(←岡山)、長澤和輝(←千葉)、育成型期限付き移籍していた福島春樹(←鳥取)の復帰が決まり、田村友(←福岡)、オナイウ阿道(←千葉)、ラファエル・シルバ(←新潟)、菊池大介(←湘南)が新たに浦和の一員としてチームに加入することで、チーム全体のレベルアップが期待されます。

『浦研プラス』では、来季も変わらず皆様に浦和レッズの情報を提供致します。まず来年初頭のチーム始動から1次、2次に分けられた沖縄キャンプの模様をフル取材して随時チームの動向をお伝え致します! そして浦和が参戦するJリーグ、AFCアジア・チャンピオンズリーグ、YBCルヴァンカップ、天皇杯、その他各種大会もフルサポート致しますので、今後もよろしくお願い致します。

年内は、このご挨拶を持って更新を終了とさせて頂き、年始は1月5日より稼働を再開致します。皆様、今シーズンも『浦研プラス』をご購読いただき、本当にありがとうございました。そして来季も、どうぞよろしくお願い致します!

『浦研プラス』
島崎英純

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