【無料掲載】2017明治安田生命J1リーグ第3節・ヴァンフォーレ甲府戦[ミハイロ・ペトロヴィッチ][監督コメント]

○ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
レッズにとって非常に重要な勝利でした。もちろん、レッズと甲府が対戦すれば、我々が勝利を求められるゲームになりますけど、甲府のG大阪戦、鹿島戦を見れば分かるように、決して簡単に勝てる相手ではないということは分かっていました。そういう意味で、非常に難しい、厳しいゲームでした。

立ち上がりは非常にいい入りができた中で、2回ほど決定機がありましたが、それを決めきれない中でなかなかゴールをこじ開けることができない展開になってしまいました。ただ、最終的に4-1で勝利できたことは非常によかったと思います。もちろん、どんな試合でもいい部分、悪い部分の両方があります。今日もそれがありましたけど、結果として自分たちが勝利するという目標を達成できたこと、それはよしとしていいのではないかと思います。

Q 1失点してから3点目を取るまでの選手たちの反発力については?
鹿島とのゼロックス、リーグでのマリノス戦でもリードされている中で、我々は落ち着いて得点して、同点、あるいは逆転するような展開を作れていると思います。ここ5試合を振り返ってみても、後半に運動量を落とさず最後まで戦えている、それは見せられているゲームが多いのではないかと思います。もちろん、連戦の中で後半の最後の方に運動量が落ちた試合もありましたけど、比較的、後半にギアを入れて得点することができています。今日のゲームでも、2-1と1点差に迫られましたけど、選手たちは落ち着いて、そういう状況の中でも得点して、相手を引き離せるという自信が芽生えていると感じています。

FCソウル戦も、2-0とリードしてから2-1に迫られた中で、3点目、4点目、5点目と相手を引き離す展開が作れたと思います。今日のゲームでも同じように1点差にされながら、そこからの落ち着きや、得点して相手を引き離すところが見せられたと思います。ひとつは自信の表れだと思いますし、もうひとつは相手が犯すミスに対して罰を与えることができています。ひとつの相手の隙を危険に突いていける、それを得点に結びつけられる、そういう危険なところを狙うというところを、今のチームは見せられているのではないかと思います。

Q 出場が続く槙野や宇賀神を交代させた中での勝利だが、アウェーの上海上港戦に向け、コンディションの面で狙い通りの交代だった?
もちろん、我々はまた連戦を戦っていく中で、そういったものを視野に入れていかなければいけないのは確かです。そういう意味での交代ではありましたが、監督として非常に喜ばしいのは試合に出ている選手だけでなく、それ以外の選手も非常にいいトレーニングを積んで、いい状態にあるということ。そういう状況であるならば、監督として誰を起用していくのかは非常に難しい選択になりますが、我々は上海上港とのアウェーだけでなく、その後にはアウェーのG大阪戦が待っています。そういったものを視野に入れながらも戦っていかなければいけない。

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