【無料掲載】2017明治安田生命J1リーグ第10節・鹿島アントラーズ戦[石井正忠監督(鹿島)][記者会見]

○石井 正忠監督(鹿島)
Q まずは試合の総括をお願いします。

A まずは良い舞台で戦えたことをうれしく思っています。結果も出ましたし、ウチとしては喜ばしい結果になりました。感謝しています。

今日は強い浦和に対して、どう戦っていくか。それが重要なテーマでしたが、そこをうまくどうにか対応できたことで、少ないチャンスを決め切れたことがポイントになりました。浦和も攻めなければならない状況からカウンターの展開が多くなりましたが、決め切る力を付けないといけないなと思っています。浦和のサポーターが多い中、鹿島のサポーターも応援してくれて力になりました。それによって勝利をもぎ取れました。選手は90分集中力を高く保って戦ってくれたと思っています。

 

Q 山本選手が欠場したことで西選手が左SBで起用された形になったと思います。関根選手を封じていましたし、駒井選手が入ったあとに永木選手を入れましたが、その意図を教えてください。

A 山本脩斗が欠場したことで急きょ西に代えましたが、その形は試合の中でも試していますし、紅白戦もやっていました。うまく対応してくれたと思います。駒井選手が入ってきた中で、浦和さんはそこを突いてこようとしていたと思いますが、左サイドの守備面のサポートということで永木を起用しました。

 

Q CBとボランチのコミュニケーションにおける評価を聞かせてください。

A 浦和と対戦するときはそこが重要なポイントになっています。そのコミュニケーションは良かったのではないか。守備の時間が長いと崩れがちですが、辛抱強くコミュニケーションを取りながら、我慢してプレーしてくれました。交代で入った選手もそういったことを理解しながらやれていたと思います。あとは最終ラインの選手だけではなく、前線の選手の前からの守備で制限も入ったので、チーム全体の守備の勝利だと思います。

 

Q 今日の勝利はACLに向けても大事な勝利でしたが、一方で疲労もあると思います。次の試合に向けてどのように戦っていきますか?

A かなり疲労感はあったと思います。前節の鳥栖戦も非常にタフなゲームでしたし、その一方で今日のような注目されたゲームでは少し疲労を感じずに戦えたと思います。疲労感を抱えていると思いますが、少し間が空くので、グループステージ最後の試合ですし、一度フレッシュな休養を入れて、良い準備をしていきたいと思います。

 

Q 自分たちのCKから、相手のカウンターを食らったときの守備に関して、ラファエル・シルバというカウンターで脅威を発揮する選手がいる中、後半は西選手を残して対応させるなど、工夫をされていました。今後のACLでもその守備はポイントになると思いますが、どうお考えでしょうか?

A セットプレーの守備はマンマークを敷いていますので、各自が責任を持つことが重要です。ポイントはメンバーが代わったときにどうマークを変えるか。ベンチからの指示を待つのではなく、そこはうまくピッチの中の選手で対応をしてくれています。自分たちのCKからのカウンターへの対応に関しては、切り替えの速さの部分とポジショニングの部分をしっかり対応していくこと。そして意識を高く持てば守れると思っています。それはあまり心配していません。今日に関してはうまく対応できたと思います。

« 次の記事
前の記事 »