【無料掲載】2017明治安田生命J1リーグ第14節・柏レイソル戦[下平隆宏監督(柏)][記者会見]

下平隆宏監督(柏)
満員の日立台で最高の雰囲気の中で、浦和さんを相手に勝ち点3を取れたことをすごく満足していますし、選手たちの頑張りに感謝しています。ゲームは、攻撃力のある浦和さんにボールを持たれると厳しいことはどのチームも共通して分かっていることです。その浦和さんにどうボールを持たせないかということで、プレッシャーをかけ続けることを選択しました。その中で、選手たちが、特に中川寛斗をはじめとする前線の選手たちが足を止めずに90分間、相手の嫌なところでプレッシャーをかけ続けてくれて、それが今日の一番の勝因だったと思います。

得点に関しても、クロスからいい形で点を取れました。時間帯的にも前半終了間際のいい時間帯に取ることができました。後半は自分たちのボール持つ時間が少なくなっていく中で、耐える時間が増えて、GKの中村航輔を中心に、なんとかゼロで終われたことに関しては守備陣の健闘を褒めたいと思います。

全体的に、選手たちが勝ちたい気持ちを前面に出してくれて本当に頑張ってくれた結果ですし、連勝をさらに伸ばしていけるように次の準備したいと思います。

Q 前半の浦和の戦い方は想定通り?
プレッシャーにいって、簡単に取れるチームではないことは分かっていました。ただ、楽に持たせてしまうとずっと攻撃されてしまうので、なるべく楽に持たせないようにしました。もちろん、それを上回る攻撃をしてくるチームなので、最終ラインは気の抜けない時間帯が続きました。守備だけではもたないので、前半はボールを持っている時間があったので、少し休憩ができたのかな。そういう時間帯があったのがよかったと思っています。

Q プレスを90分かけ続けることは現実的に難しいが、できると判断して試合に臨んだのか?
90分はもたないと思うので、自分たちがボールを持って主導権を握っている時間があって、浦和さんを走らせる時間帯があって、それがないともたないというのがありました。ビルドアップから攻撃のところに多くの時間を割いてトレーニングをしてきて、その中でなるべく自分たちの時間を増やしたいと思っていました。

それが後半にできなかったのは悔しいというか、まだまだだと思いました。あとは耐えるだけの時間帯になってしまったので、そこは修正すべきところですが、前半にボールを持てたことがよかったと思います。ハーフタイムに選手たちが疲労感なく、意外と元気に帰ってきたので、これはいけるという感じがありました。

Q シーズン前に勝ち点60を目標に掲げていたが、まだ折り返しまできていない時点で30を取れたことに関しては?
今日のミーティングで『まずは勝ち点30まで乗っけよう』という話をしました。首位だからとか、相手が浦和だからというのではなく、自分たちが勝ち点60を目標にしている中で30まで乗っけようという話をしました。おっしゃるように、予定より早く30を取れたというのはとても大きいと思います。

Q 前半はプレッシャーをかけて、西川選手までボールを戻させることができていたが、後半になかなかボールを持てなくなって、相手のカウンターを受けるようになった原因は?

ボールは持ちたいんですけど、ちょっとしたポジショニングだったり、疲労が出てくると、どうしてもいいポジションを取れなくなって、ボールをうまく循環させられなくなるのは何試合か続いているところでもあるので、それを安定して、後半もいいポジションを取り続けて、ボールを循環させ続けられるようにならないといけないと思います。

Q 戦術の変更はなかった?
僕の認識では、そういうことは。もちろん、プレッシャーの強度は上がってきたとは思いますが。

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