【無料掲載】明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017・浦和レッズvsボルシア・ドルトムント戦前日公式会見コメント[ミハイロ・ペトロヴィッチ監督、阿部勇樹、ピーター・ボス監督、香川真司(ドルトムント)][公式会見コメント]

○ミハイロ ペトロヴィッチ監督
われわれ浦和レッズはドルトムントと対戦する機会をいただき光栄です。ドルトムントは欧州でもベストなチームの一つとして数えられる素晴らしいチームです。明日、浦和はドルトムントのチームから多くのことを学び、われわれも良いサッカーができることを全国のファンの方々にお見せしたいと思います。

 

Q ドルトムントのどの選手を警戒しているか。もしくはこの選手を獲得したいなど、そういった意向はありますか?

A ドルトムントには20人の素晴らしい選手がそろっています。監督の立場としては、全員の選手を気を付けて見ないといけないと思っています。ドルトムントから選手を獲得するのであれば、香川選手を獲得したいです。サッカーの世界は何が起こるか分からない世界ですので、明日の試合後に香川選手が浦和に残っているかもしれません(笑)。

 

○阿部 勇樹
明日、香川選手が所属しているドルトムントと日本でも試合ができることをうれしく思っています。ともに戦い、教えてもらったボス監督との対戦を楽しみにしています。明日のゲームは楽しむだけではなく、ミシャ監督が先ほど言ったようにチャレンジするプレーを明日のゲームで見せていきたいと思っています。

 

Q 明日の試合はチケットも完売で、テレビ中継もされる試合ですが、自分たちのチームのどんなところに注目してほしいですか?

A 埼玉スタジアムで6万人が入ることは数えるぐらいしかない中で、テレビで見てくれる方もいると思います。浦和レッズがどういうサッカーをするのか、日本や海外の方に見せるチャンスでもあります。ミシャ監督に取り組んでいる攻撃面での意外性のあるプレーやコンビネーションを見せたいです。球際の部分で難しいかもしれませんが、ACLなどの国際試合で学んできていることもありますので、明日の試合でテレビを見ている方まで伝わるような面白いサッカーを見せられればと思っています。

 

Q ボス監督とプレーしている中で記憶に残っているエピソードなどはありますか?

A 当時の僕は17か18歳だったと思いますが、よく分からないことが多く、どんなときも一生懸命にやっていることを見てきました。サッカー以外で必要なことも食事に連れて行ってくれた中で話してくれたこともありました。ピッチのオンとオフが変わる選手でした。いまもそういった影響を受けています。影響を与えてくれた選手であり、監督だと思っています。

(ドイツ語の通訳から)15歳と言われていますよ? 阿部爆笑

○ピーター・ボス監督(ドルトムント)
コンニチハ(日本語で)。私としても浦和レッズと対戦できることをうれしく思いますし、日本でも良いチームと素晴らしい試合ができることを楽しみにしています。現役時代、ともにプレーした阿部選手と対戦できることをたいへんうれしく思っています。ともにプレーした当時は若い選手で、私は年配の選手でしたが、キャリアを積んで非常に良い選手になったと思います。

 

Q 香川選手もチームに合流した中、今季はどういうサッカーを目指すのか。また今回の日本ツアーでどんなことに取り組む予定でしょうか?

A 明日の試合で恐らく香川は出ませんが、1週間前にチームのトレーニングがスタートしました。チーム作りについては、これからやっていくことです。もちろん指導する中でチームを良くしていきたいという考えがあります。レッズはシーズンの真っ最中ですので、そういったチームと対戦することでチーム力を高めていきたいと思っています。

 

Q 去就が注目されているオバメヤンについて。

A 必要であれば彼と話しますが、私は監督で彼は選手の立場であることに変わりはありません。

 

Q ボス監督とプレーしている中で記憶に残っているエピソードなどはありますか?

A (阿部が質問に答えたことについて)どうもありがとう、阿部さん(笑)。阿部選手は当時若い選手でしたが、ほかにも若い選手がいました。阿部選手は若かったですが、大人だなと思う部分もありました。その後は代表や浦和レッズというビッグクラブでプレーするようになってうれしく思っています。ともにプレーした選手のことは見ていますし、オランダで日本代表が試合をしたときも、日本人選手の様子も見てきました。彼らが順調に育っていることをうれしく思っています。

 

Q 香川のこれまでのプレーを見てきたと思いますが、その中での彼をどうチームで生かしていきたいか、その考えを聞かせてください。

A 香川選手はまだ100%のコンディションではないので、そうなることを祈っています。彼の長所を生かしたいと思っていますし、彼がオフェンシブの良い選手なので、攻撃面での良い部分を取り込んでいきたいです。早く100%のコンディションを整えてほしいと願っています。

 

Q 浦和で注目している選手と、浦和の中には海外でのプレーを希望している選手もいるため、明日の試合次第では誰か引き抜きたい選手がいたりしますか?

A 私にとってチームを作り上げることが大事ですので、自分のチームに注目します。選手個人ではもちろん阿部選手に注目しますが、残念ながらもう若くはないですね(笑)。

○香川 真司(ドルトムント)
2年前も川崎フロンターレと試合をする機会をいただきまして、日本のクラブとの対戦を誇りに思っています。浦和は日本でも一・二を争うクラブで、欧州に匹敵するスタジアムの雰囲気の中でレッズと対戦することは幼いころからの夢でした。勝負にこだわった素晴らしい試合をして、少しでもドルトムントやサッカーに関心のあるファン層が増えればと思っています。

 

Q ドルトムントのどんなところに注目してほしいですか?

A 素晴らしい歓迎を受けたことで選手たちもすごく喜んでいます。明日の試合では結果にこだわりたいです。ドルトムントには個人個人のプレーはレベルの高い選手もたくさんいるので、日本のサッカーファンにドルトムントのサッカーを知ってもらう良い機会にしたいです。こういった機会がサッカー文化の発展につながると思っています。そういう意味でも素晴らしいサッカーをお見せしたいと思います。

 

Q けがの状態と明日の試合でプレーできるのか教えてください。

A けがは順調に回復しています。肩は順調に回復していますが、明日の試合は恐らく出場できないと思っています。

 

Q ボス監督が率いていたアヤックスのサッカーを見て、どう思っているか。自分がどういうプレーを見せれば、ボス監督率いるドルトムントで生きると思っていますか?

A アヤックスの試合はEL決勝を含めて見る機会がありました。実際に監督就任が決まって、一緒に仕事ができることを楽しみにしています。ボス監督の下で最高の結果を手にしたいと思っています。そのためにも結果を残して、高いパフォーマンスを維持できるように、そして若い選手がうまくまとまるように、経験のある選手の一人としてチームのために戦いたいと思います。

 

Q このプレーを見てみたいという浦和レッズの選手はいますか?

A 素晴らしいスタジアムで試合ができることを楽しみにしています。阿部選手を筆頭に、代表でもチームメートでもある槙野智章選手や柏木陽介選手など、知っている選手と同じピッチで戦えることを楽しみにしています。

 

 

« 次の記事
前の記事 »