【無料掲載】2017明治安田生命J1リーグ第23節・FC東京戦[堀孝史監督][監督コメント]

◯堀孝史監督
いつもは前半、自分たちでボールを持つ時間があるのですが、今日は前半から相手にボールを持たれる時間を長く作られましたが、選手たちは粘り強くやってくれました。選手たちに感謝したいです。最後の粘り強さを出して勝利できたこと、それは選手たちの今後の自信につながってほしいと思います。その中で、攻撃の部分では、もう少しボールを持てるようにしなければいけないと感じています。ただ、最後までしっかりと粘り強く戦ってくれたことは選手たちに感謝しています。

Q 3人目の交代で矢島選手を投入した意図は?
この前の甲府戦もそうですが、自分たちのボールにする時間がなくて、彼は自分たちのボールになった時にしっかりとボールを受けて、慌てず攻撃の時間を作れます。すべてが前へ前へというわけではなく、そういうところのコントロールに長けています。それと攻撃でチャンスがあったときに、1本のものを出せる力があると思ったので、矢島を投入しました。

Q 矢島選手は守備をしっかりやれば、攻撃の才能があるから伸びるのでは?
彼もそういうところが課題だと自分でも分かっているところがあって、取り組もうとしているところはあります。彼を信じて、そういう場に出すことも必要なのかなと思っています。また、守りながら自分たちの時間を作りたいという意図、その2つの考えで決断して矢島を投入しました。

Q FC東京の1点目と浦和の2点目は、1シーズンに見られるかどうかわからないくらい素晴らしいゴールだったと思うが?
失点に関して言えば、相手にボールを持たれてなかなかボールにアプローチできない状況を作られてしまえば、背後を狙われて、あれだけフリーの状況を作られてしまいました。FC東京が意図していた攻撃だと思います。

得点に関しては今週、前節のゲームなどを踏まえて、攻撃の部分も今まであったものを出していこうと選手たちに言いましたし、ああいうものを選手たちが出してくれた、そういう結果だと思います。

Q マウリシオ選手という非常に優れたセンターバックが加入し、遠藤選手が右のストッパーに入った。遠藤が湘南にいた頃、右でかなり攻撃的に上がっていたが、今回は慎重に見えた。その辺のバランスについては?
もう少し行ってもいいんじゃないかという場面を僕も感じて、遠藤にも話したのですが、そこは本人の判断というか、行く時と、もう少し後ろで安全なところから相手の動きを見て出すという駆け引きをしていると言っていたので、中で戦っている人間の感じ方があると思うので、そこは尊重した部分があります。

« 次の記事
前の記事 »