【お知らせ】『浦研プラス』新体制始動&新企画続々開始します! 

浦研プラスからのお知らせ  

 『浦研プラス』読者の皆様、日頃よりWebマガジン『浦研プラス』をご購読頂き、ありがとうございます。主宰者である島崎英純、福田正博から、改めてお礼を申し上げます。

 『浦研プラス』が取材対象とする浦和レッズは、2017年7月30日にミハイロ・ペトロヴィッチ監督との契約を解除し、新たに堀孝史監督体制の下でチーム構築に取り組んでいます。約5年半に渡って多大な功績を残したペトロヴィッチ監督のサッカーを引き継ぎながら、堀監督が自らのスタイルをどのようにチームへ浸透させるのか。様々な意味において、現在の浦和は注目を集める存在となっています。

 そんな中、長期政権に及んだ浦和を取材していて、筆者自身が自らの見識の浅さを痛感したことがあります。ひとつのチームを常時取材する職務は大変有意義でありながら、それによって視野が狭くなっているのではないかと感じたのです。浦和以外のチームのシステムやメソッドに触れる機会は稀で、それが海外ともなると、その情報は断片的に得ることしかできないことに思い悩むようになりました。

 昨年末にドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンに所属する原口元気選手と会ったとき、彼が語ってくれた体験が筆者自身の考えに変化をもたらしました。

「ヨーロッパに、ドイツに来て、新たなチームに加わってサッカーと関わるようになって、自らの内面が変化した。例えば練習ひとつとっても、これまでとはまったく違う環境になったから意識改革できた。プロになってからの自分は(浦和)レッズでしかプレーしてこなかったから考え方が偏っていたし、自分やチームの足りない部分が見えなかった。正直、練習強度、フィジカル負荷は断然ヘルタの方が上で、レッズは緩いと思う。でも、ここが大切な部分なんだけど、他のクラブでプレーしてみて、これまで以上にレッズの良さが分かるようにもなった。今の俺がミシャ(ペトロヴィッチ監督)の下でプレーしたら、どれだけのことができるのか。当時のミシャが言っていた数々の言葉の意味は、今の俺だから理解できる。それは、俺が一旦浦和を離れなきゃ分からないことだった」

 ペトロヴィッチ前監督は常々、日本のスポーツメディアに現状改善を求めました。プロとして、その職種に敬意を払いながらも、忌憚のない意見を述べてメディア側の成長を促しました。そんな指揮官は今回、プロの監督として成績不振の責任を取り、チームを去りました。このタイミングで、今の筆者にできることとは何なのかを自問自答しました。このままでは、浦和レッズのことを正確に、細密に、知力を駆使して論評することができないのではないか。自らの見識不足によって、サッカーを観る方々に有益な情報を提供できないのではないか。若者たちがリスクを承知で新たなチャレンジに臨む姿を目の当たりにして、現状を打破するアクションを起こさない今の自分に不甲斐なさを感じました。

 これまで築き上げてきた成果や実績に囚われずに新たなフィールドへ飛び込むことへの不安はあります。それでも、今決断しなければ、もうその機会は訪れないのではないか……。

 ここで皆様にご報告があります。筆者(島崎英純)は、これより一定期間、ヨーロッパに拠点を置きつつ、海外と日本を往復しながら様々なでの取材活動、情報収集を行います。期間は1年、もしくは2年に及ぶかもしれませんが、ヨーロッパのサッカーに触れることで浦和レッズをより多角的、重層的に捉える視点を磨き、その成果を随時『浦研プラス』で伝えていく所存です

 今後は各ネットワークを駆使しながら、新たな立ち位置から浦和レッズを定点観測し、独自の視点で執筆活動を行います。また福田正博氏に関して、これまで以上のコンテンツ増加によって情報発信を強化し、皆様にとって有意義なウェブ構築に努めます。そして、弊Webマガジンにこれまでも関わってくださっている神谷正明氏、郡司聡氏をはじめ、日々浦和レッズ取材活動を行っているスポーツライターの方々にもご協力いただきます。

 また、筆者の取材体制変更に伴いまして、9月初旬より、『浦研プラス』のコンテンツ強化を行います。試合プレビュー、試合レビュー、各種コラム、試合後選手コメントなどの既存企画は今後も継続して掲載致します。オフシーズンのキャンプ取材に関しましても、これまでと同様に島崎が一時帰国した上で、来季以降も全日程取材を行い、情報発信する予定です。また、福田正博氏の動画コンテンツ『浦研プラスMOVIE』や各種原稿なども今まで以上に掲載頻度を高めて皆様にお届け致します。そして年2回開催しているトークイベント『浦研トークライブ』も、これまで通り実施致します。その上で、新たな企画コンテンツとして、以下を予定しております。

『浦研プラス』新コンテンツ

①浦和レッズ所属選手・新連載企画開始!

選手名、企画内容は近日中に正式発表致します!

新コラム『浦和から世界へ!』

筆者のヨーロッパ取材を通して、世界のフットボールシーンと日本サッカー、浦和レッズとの共通点、或いは差異を検証する企画。現在現地で精力的に活動する方々へのインタビュー取材も積極的に行います。

浦和レッズ・戦術考察コラム『Reds’s Tactics』

浦和レッズが目指すスタイル、戦術、戦略、そのメソッドを考察。図解も交えて現在の浦和、未来の浦和の方向性を紐解きます。

『浦研プラス』会員参加型ブログ『旅猫by浦研プラス』開始!

日々の生活をブログ形式で綴る『旅猫by浦研プラス』を開始致します。『旅猫by浦研プラス』では記事を作成、投稿して頂く部員を大募集致します。あなたが旅をしたときの感想や行程など(もちろんアウェー戦道中記も!)、または愛猫、愛犬や街で出会った猫、犬たちの話題、それ以外にも気になる日々の事柄などを投稿して頂きたく存じます。部員登録の条件はウェブマガジン『浦研プラス』の会員であること。部員の方は『旅猫by浦研』の部員リストに登録され、自ら記事を投稿することができます(承認制)。是非、皆様と共に『猫旅by浦研プラス』を盛り上げましょう!(詳細は追って発表致します)

 『浦研プラス』は、これまで以上のボリュームアップと内容向上を目指し、今後も読者の皆様に浦和レッズと共に生きる楽しさを提供し続けられるよう、精進致します。 

 皆様、今後とも『浦研プラス』をよろしくお願い致します。

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