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その情熱がチームを後押しする。浦和、逆転で準決勝進出【島崎英純】2017AFCアジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦・川崎フロンターレ戦レビュー

先制を許す苦しい展開

 大逆転で突破を決めた。

     AFCアジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦。第1戦を1-3で落としていた浦和レッズはホーム・埼玉スタジアムで準決勝進出を懸けて勝負の試合に臨んだ。

 川崎フロンターレは第1戦とまったく同じ布陣の4-2-3-1。GKチョン・ソンリョンにバックラインは右からエウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎。ダブルボランチに大島僚太とエドゥアルド・ネットが入り、トップ下に中村憲剛、ワイドポジションに小林悠と家長昭博が並び、1トップに阿部浩之を据えたが、小林、家長、阿部、そして中村はフレキシブルにエリアを移動して浦和守備網を幻惑する形を採った。

 かたや堀孝史監督率いる浦和は前戦のJリーグ第25節・柏レイソル戦と同じく4-1-4-1の布陣を採用。GK西川周作に、バックラインは4バックを敷いて右から森脇良太、マウリシオ・アントニオ、阿部勇樹、槙野智章が並ぶ。アンカーは青木拓矢、インサイドハーフに負傷明けの柏木陽介と矢島慎也が立ち、1トップの興梠慎三を頂点にして、右にラファエル・シルバ、左に高木俊幸という攻撃的な布陣を組んだ。ちなみに柏戦との違いは、遠藤航に代えてマウリシオがセンターバックを務め、出場停止の武藤雄樹に代わって柏木がピッチに立ったこと。このことから、堀監督は柏戦でACL・川崎戦を見据えた戦略を練っていたものと思われる。

 試合開始直後からしばらくは浦和がペースを握ったが、良い形で攻撃を仕掛けられない。本来ならば中盤を分厚くしてスペースを消し、前からプレッシングを仕掛けて素早い攻守転換からダイレクトプレーで相手ゴールへ向かう算段があったはずだが、その形に持ち込めなかった。この点は武藤の欠場が響いていて、自陣でボール保持して攻撃展開したい柏木&矢島というインサイドハーフの個性も相まって、思い通りの流れにはならなかった。

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