狙い通りの得点奪取で、残留を目指すチームをねじ伏せる【島崎英純】2017Jリーグ第31節・サンフレッチェ広島戦レビュー
槙野をセンターで起用
堀孝史監督はマウリシオ・アントニオをベンチに置き、槙野智章を阿部勇樹と共にセンターバックに据えた。そして右サイドバック・遠藤航、左サイドバック・宇賀神友弥を加えたバックラインを形成。これは明らかにAFCアジア・チャンピオンズリーグ決勝のアル・ヒラル戦第1戦を見据えた布陣だろう。何故ならば、マウリシオが決勝第1戦で累積警告による出場停止を課せられていることがすでに決まっているからだ。他に、森脇良太を右サイドバックで起用して遠藤をセンターへ回す起用法も考えられるが、森脇が軽度のケガを抱えていることから今セットを試したかったのかもしれない。堀監督はこれまでもリーグ戦でACLを見据えたテストを幾つか行っている。浦和は今季のJリーグですでにタイトル獲得の可能性が途絶え、来季ACL出場権獲得圏内の3位以内の確保も難しい状況だ。もちろん、それでも一戦必勝で臨むことを公言しているものの、本心は最重要タイトルであるACLに照準を合わせているのは間違いない。
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