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日々雑感ー浦和視点の日本代表vsブラジル代表

 

平日昼間の代表戦

 フランス北部の小都市リールは寒々しい冬空が広がり、市民も、どことなく足早に歩いていく。この場所で日本代表とブラジル代表の親善試合が行われるのは、街中にディスプレイされた数少ない看板でうかがい知れるのみ。しかもキックオフは平日の13時とあって、試合当日のスタッド・ピエール=モーロワは人影もまばらだった。

 長澤和輝が試合前日までの練習で4-2-3-1のトップ下でプレーしていたことで、彼のスタメンが濃厚だと憶測されていた。知り合いのジャーナリストからも期待を込めた予測を聞かされる。

「長澤とカゼミロ(レアル・マドリー/スペイン)のマッチアップになると思うが、その局面の成否が試合の鍵を握るかもしれないね」 

 今回、長澤が代表初選出を果たしたのは、彼がAFCアジア・チャンピオンズリーグ準決勝の上海上港(中国)との2試合で出色のプレーを見せつけたからだ。特に元ブラジル代表・フッキとの局面バトルは迫力満点で、公式戦の舞台で左利きのモンスターを封じ込めた所作は、すぐにヴァイッド・ハリルホジッチ監督の目に止まった。

 ブラジルの4-3-3と対峙したときに長澤が任されるタスクはアンカーのカゼミロ封じ。それは誰が見ても導き出せる推論だろうが、結局スターティングメンバーの中に長澤の名前はなく、その責務は井手口陽介(G大阪)が務めることになった。 

 井手口は長澤と同じく戦闘能力が高いMFだ。しかも彼には代表での実績がある。その他のスタメンはGK川島永嗣(メス/フランス)、DF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)、槙野智章(浦和)、酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、長友佑都(インテル/イタリア)、MF長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)、山口蛍(C大阪)、FW久保裕也(ヘント/ベルギー)、原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)、大迫勇也(ケルン/ドイツ)。今回招集されたメンバーの中でベストと言われる布陣を並べたことから、ハリルホジッチ監督がブラジル戦でテスト的要素を含めなかったことが判明した。

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