大分トリニータ気鋭の「頭脳」が語るJ1再開と展望(J論)

圧倒的なアウェーでラファの一撃! 戦地を乗り越え、いざ埼玉の地へ【島崎英純】2017AFCアジア・チャンピオンズリーグ決勝第1戦・アル・ヒラル戦レビュー

大観衆で埋まったスタジアム

 キング・ファハドスタジアムは6万人を超える大観衆で埋まった。気温22度、湿度28パーセントと、気象条件には恵まれた。しかし宗教戒律が厳しいサウジアラビアは地元女性の観戦が許されず、スタンドに陣取ったのはほとんどが男性で、その野太い声がスタジアム中に響き渡った。一方、240人もの浦和レッズサポーターは男女の差異なくチームを後押しする。アジアの頂点を目指す戦いに相応しいビッグマッチは、お互いに譲れない総力戦となった。 

 浦和レッズのスタメンはGK西川周作、DFはセンターに阿部勇樹と槙野智章、左サイドバックに宇賀神友弥が入り、右サイドバックは遠藤航。アンカーに青木拓矢、左サイドアタッカーはラファエル・シルバで、右サイドアタッカーは武藤雄樹。インサイドハーフは長澤和輝&柏木陽介、1トップに興梠慎三。堀孝史監督は日本代表の欧州遠征に参加した5人をすべてピッチに立たせ、出場停止のマウリシオ・アントニオの穴は槙野が埋め、その補完として左サイドバックに宇賀神を据えた。予想通りの布陣である。

 一方のアル・ヒラルもほぼベストメンバー。大会9得点をマークしているエースのオマル・ハルビンを頂点にして、サウジアラビア代表のサレム・アルダウサリ、そしてカルロス・エドゥアルド、ニコラス・ミレシの両外国籍選手が攻撃の一翼を担う。そして後方ではサルマン・アルファラジ、アブドゥラー・オタイフがミドルエリアを締める。バックラインはサウジアラビア代表のオサマ・ハウサウィとモハンメド・ジャハファリがセンターを固め、右サイドのモハンメド・アルブライクと左サイドのヤシル・アルシャハラニが激しく上下動する。守護神のアブドゥラー・アルムアイフは落ち着いていて隙がなく、まさに重厚な布陣である。

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