新たなるスタート、新陣容が示した気概【島崎英純】2018YBCルヴァンカップ第3節・サンフレッチェ広島戦レビュー
11人全員を変更
堀孝史監督と天野賢一コーチの契約解除を受けて発足した大槻毅監督、上野優作コーチ体制の初陣。クラブからは『大槻監督は暫定』とのアナウンスがあったが、指揮官自身は自らの責務を十分理解し、まずはチームの立て直しを図るべく今回のサンフレッチェ広島戦までの2日間で策を巡らせたはずだ。
大槻監督がYBCルヴァンカップ・グループステージ第3節の広島戦でピッチに送り込んだのは以下のメンバーだった。GK福島春樹、DFは右から森脇良太、岩波拓也、橋岡大樹、菊池大介、ダブルボランチに山田直輝と柴戸海、右MFマルティノス、左MF荻原拓也、2トップに李忠成とアンドリュー・ナバウトの4-4-2。このうち、福島、柴戸のふたりは浦和でのプロ公式戦デビューとなり、他にも森脇が負傷から復帰して今季初出場、橋岡、山田、ナバウトは今季公式戦初先発(橋岡は2種登録の昨季、ルヴァンカップ準々決勝第1戦のセレッソ大阪戦で途中出場している)を飾った。浦和は前節のJリーグ第5節・ジュビロ磐田戦から11人全員のメンバーが代わり、磐田戦に出場した中ではGK西川周作、DF阿部勇樹、槙野智章、遠藤航、MF青木拓矢、武藤雄樹、FW興梠慎三の計7人はベンチ入りすらしなかった。
大槻監督は試合後、広島戦でフレッシュな布陣を組んだ理由をこう述べている。
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