今回の主眼はサイドアタック。選手の適性を見極めて勝利を引き寄せる【島崎英純】2018YBCルヴァンカップ・グループリーグ第4節・ガンバ大阪戦レビュー

4-4-2採用の意図

 浦和レッズは前戦のJリーグ第8節・清水エスパルス戦で先発したメンバーから、遠藤航以外の10人を代えるターンオーバーを敢行した。GKはYBCルヴァンカップ・グループリーグ第3節で浦和での公式戦デビューを飾った福島春樹、DFは右から柴戸海、岩波拓也、遠藤、荻原拓也、MFはダブルボランチに山田直輝と青木拓矢で、両翼にはマルティノスとアンドリュー・ナバウトの両外国籍選手が入った。そして2トップは武富孝介と李忠成。そう、大槻毅監督は今試合で4-4-2を採用したのだ。

 システムチェンジの理由は幾つか考えられる。ルヴァンカップに出場させたい選手がいることを前提として、それぞれの選手の特徴を発揮させるには4-4-2が妥当だと思われること。また今回の対戦相手であるガンバ大阪が4-2-3-1を採用して守備面で整理しやすいマッチアップを発生させられることなどが挙げられる。

(残り 4031文字/全文: 4420文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »