【日々雑感】2018Jリーグ混戦の訳は……

広島がトップに立つ

 2018シーズンのJリーグが混戦の様相を呈している。シーズン開幕当初は城福浩監督を新たに招聘したサンフレッチェ広島がスタート奪取して他チームを引き離した。

 浦和レッズは3月4日の第2節で広島と対戦したが、ホーム・埼玉スタジアムで彼らに逆転負けを喫した。当時の広島の印象は、非常に規律が整ったチームだったこと。システムは4-4-2で特に斬新さはなかったが、各選手は局面へのアプローチが速く、スペース創出のためのフリーランニングが頻繁で、味方のカバーリングも献身的だった。また城福監督は戦況を見極めてゲーム途中にシステムを変更するなど、緻密な戦略を立てていた。一方の浦和は堀孝史監督体制下でのチーム構築が上手く成されず、前半に青木拓矢のゴールで先制しながらも後半は防戦一方で、逆転されるのもやむなしのゲーム内容だった。

(残り 4161文字/全文: 4526文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »