現実を直視せねば、暗闇は抜け出せない【島崎英純】2018Jリーグ第25節・セレッソ大阪戦レビュー
ファブリシオが負傷交代
ファブリシオが左膝付近を痛めて交代を余儀なくされてからの数分間は浦和レッズの選手たちの闘志が見られた。12分、自陣で柏木がボール保持してから流麗なコンビネーションプレーが発動。興梠慎三、青木拓矢、武藤雄樹のパスワークから、武藤が反転して左サイドを疾駆する宇賀神友弥へスルーパスを通し、爆発的なランニングで相手を振り切った宇賀神がゴール中央へラストパスを送ると、李がワントラップして倒れ込みながら左足シュートを放って先制点を奪取した。
複数人が連動して攻撃構築する手法は2017シーズン途中までの浦和が目指していた究極の型。一連のシーンに絡んだ選手たちは、かつてのストロングプレーを標榜できたとという意味で、手応えを掴んだ一瞬だったかもしれない。だが、時代はすでに移り変わっている。その非情な現実を突きつけられた90分間だった。
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