強風と劣悪ピッチに難儀も、相手とのタフゲームを制する【島崎英純】Jリーグ第3節・松本山雅戦レビュー

凄まじい相手プレス

 松本山雅のプレス&チェイスは強烈だった。特にプレスバックのアプローチ速度が凄まじい。普通、攻撃が実らなかったときは選手たちの動きがスローダウンするのだが、松本の攻撃陣はボールを失った直後に高速攻守転換して相手からボールを奪い返そうとする。特に1トップの永井龍、シャドーの前田大然の2人はスプリントの連続を繰り返したが、それは相手ゴール方向だけでなく自陣方向へのものも含まれていて、前半だけで前田が22本、永井が15本と、両チーム合わせて1、2位の回数を記録している。

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