アジアの舞台で射し込んだ光明。酷暑の中で掴んだ勝利。【島崎英純】2019AFCアジア・チャンピオンズリーグ・グループステージ第6節・ブリーラム・ユナイテッド戦レビュー

マウリシオの代わりは…

 浦和レッズはタイ・ブリーラムまで帯同したDFマウリシオ・アントニオをメンバー外とし、3バックのリベロには岩波拓也を抜擢した。

 岩波の両脇を固める右・鈴木大輔、左・槙野智章の両ストッパーと共に形成したバックラインはハイラインを保つ姿勢を顕著にした。また試合開始直後から2トップの興梠慎三と武藤雄樹が激しくプレス&チャージを仕掛け、インサイドハーフの長澤和輝とエヴェルトンも高い位置でのボール奪取を意識していた。先述したバックラインの押し上げが下支えとしてあることでコンパクトネスも保たれ、浦和のチームバランスは適切に機能していたように思う。

 また、バックラインの押し上げによって前線、中盤との距離が近接したことも影響し、最近のゲームで見せていたアンカー・青木拓矢の最後尾入り込みからのパスワークはほとんど見られなかった。ハイラインを維持することでサイドアタッカーの右・森脇良太、左・山中亮輔のポジションが敵陣寄りになり、ここにストッパーの鈴木と槙野が近接距離を保てたことで、わざわざ青木が後方に降りる必要性がなくなったのだ。

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