4連勝中の相手を完全封殺、エースの歴代最多得点も達成【島崎英純】2019Jリーグ第18節・ベガルタ仙台戦レビュー

現状のベストメンバー

 浦和レッズの大槻毅監督がベガルタ仙台戦のスターティングメンバーに抜擢した選手たちは、おそらく現状考えうる中でのベスト布陣だろう。大槻監督は正式に指揮官へ就任して以来、リーグ戦3試合、AFCアジア・チャンピオンズリーグ2試合、天皇杯1試合の計6試合を戦い、多くの選手たちを登用してきた。その過程の中で、チームは徐々に序列を定めつつある。各大会のプライオリティを見据えつつ、勝負となるゲームに注力する。浦和はACLノックアウトステージ・ラウンド16第2戦の蔚山現代から週2試合ペースの過密日程を強いられてもいたわけで、ここで大槻監督が明確な線引きをしてチーム構築を進めるのも十分理解できる。

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