【戦術コラム】このままでは第2戦も厳しい。対アル・ヒラルに際して浦和が採るべきマーキング策を提示する
アル・ヒラルが実践したプレースキーム
2019シーズンのAFCチャンピオンズリーグ決勝第1戦で対戦したアル・ヒラル(サウジアラビア)は、今季の浦和レッズが対峙したチームの中で最も強敵だと感じた。FWバフェティンビ・ゴミス 、MFセバスティアン・ジョビンコ、MFアンドレ・カリージョ、DFチャン・ヒョンスの外国人選手の実力が申し分ないのはもちろん、多くのサウジアラビア代表選手が名を連ねる陣容の中で、ラズヴァン・ルチェスク監督が指揮するチームには洗練された戦術、戦略が備わっていた。
サウード国王大学スタジアムを埋めた22,549人の大観衆はアウェーチームの浦和に強烈な圧迫感を与えたが、それ以上に、浦和がチーム全体の組織力で凌駕された事実には少なからずショックを覚えた。
ACL決勝第2戦は浦和のホーム・埼玉スタジアム2002が舞台になる。当然多くの浦和レッズサポーターがチームを後押しするだろう。しかし、このまま何の対策も施さずに立ち向かえば苦戦は必至だ。浦和は間違いなく第1戦を踏まえたスカウティングを進めているだろう。0-1のビハインドを覆して逆転で戴冠を果たすために、浦和が為すべきこととは何なのか。今回は、アル・ヒラルの最大のストロングポイントをクローズアップし、それに対して浦和がどう立ち向かうべきかを考察したいと思う。
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