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プラン通りに先制も、受動的な所作がドローを導く【島崎英純】2020Jリーグ第8節・清水エスパルス戦レビュー

(C)Takahiko Noguchi

狙いは明確

 試合開始前後の埼玉県地方の気温は26度前後で、湿度は73パーセント。関東は梅雨明けし、日本の夏特有の蒸し暑い気象条件で、浦和レッズと清水エスパルスの両チームは90分間のゲームでフィジカルコンディションを適切に保ちながら成果を挙げなければならなかった。したがって試合の入りは当然スロースタート。まずは清水が自陣から丁寧にビルドアップする姿勢を醸し、浦和は敵陣に入り込んだ地点でディフェンスブロックを形成して迎え撃つ形を採った。

 浦和には明確な狙いがあった。相手が安易なパスワークを施すならば、ボールサイドで強度の高いアプローチを仕掛けて奪取を図る。ここでボールを得られればシンプルに相手ゴール前へ迫る。また浦和の狙い所はもうひとつあって、相手陣内深くでボールを逸してもすぐさま攻守転換して再び相手からボールを奪い返す意欲があった。浦和からすると相手がボール保持した瞬間が最大の奪取機会で、その地点が相手陣内のアタッキングサード付近ならば好機を築ける可能性が一層高まる。ベーシックシーンでは省エネに徹した浦和だが、特定局面では高速アプローチ、高速スプリントで圧力を掛ける。浦和のゲームプランは明確だった。

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