2020J1リーグ第22節・柏レイソル戦 ネルシーニョ監督「ああいったジャッジで勝ち点2を失うのはとても痛い」(全文公開)

ネルシーニョ監督

非常に拮抗した内容のゲームだったと思う。両チームとも勝利をかけて、現状から少しでも順位を上げようと最後まで激しくファイトしたゲームだったと思う。前半はともに数回のチャンスがあり、展開はオープンだったが、我々が先に点を取れて、落ち着いて展開できるかと思ったが、後半に相手のボリューム、ボール保持が我々を、後半の入りに関しては上回っていた。それで相手の時間帯が続き、時間が経ってから守備の改善はできたが、レフェリーのああいうジャッジもあり、ラインズマンとの協議でゴールが認められてしまった。我々としては、ああいったジャッジで勝ち点2を失うのはとても痛いが、チームとしては最後までしっかりファイトしてくれたと思う。

Q 途中でシステムを変更した狙いは?

相手も3トップのような形で高い位置を取っていたので、相手の攻撃が勢いづいていた時間帯でもあったので、(山下)達也を3センターの真ん中に置いて、最終ラインをコマンドするようにという意図で入れた。後ろからの攻撃の部分、守備でもしっかりと統制するようにという意図をもって、あの形に変えた。

Q 前半からCKが多かったが、決められなかった原因は?

あの状況で、浦和の守備のポジショニングが良かったのもあるし、ミカ(オルンガ)、(江坂)任、センターバックの大南にうまくボールが入らなかった。それでもセカンドボールを拾って決定機をいくつか作れたが、最後、枠に入らなかったのが原因だと思う。

Q 先制点の江坂選手、ゴールにアシストにコンスタントに活躍しているが、彼の評価は?

任は昨年から今なお進化し続けている。そもそも兼ね備えているパーソナリティに加え、今年は戦う勇気を持って毎回臨んでいる。戦術理解も高く、技術もご存じのとおり非常にクオリティが高い。選手としての成熟度がここに来て増していると感じている。

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