リカルド・ロドリゲス流サッカーのすべて〜Analysis of “R”style 第3回『2020・徳島ヴォルティス・スカウティングシート【ディフェンス編】』
目をみはるディフェンス戦術
リカルド・ロドリゲス監督のサッカースタイルを紐解く。前回は攻撃面に焦点を当てた【アタック編】を記したが、今回は守備面にフォーカスした【ディフェンス編】となる。
本来、サッカーは刻一刻と移り変わる状況の中で得点を目指し、失点を防ぐスポーツであるため、チームのアクションを厳密に攻撃、守備と区切るのは難しい。ただ、そのチームのプレー傾向を分析、検証するうえにおいて、まずは攻撃と守備のセクションを一定の観点から区分けして見極めた方が、そのチームの“カラー”を捉えやすいとは感じている。そこで前回と今回に関しては筆者自身のファーストインプレッションを基に、昨季までリカルド・ロドリゲス監督が率いた徳島ヴォルティスのチーム戦術、戦略におけるディフェンス面の項目を観察してみた。今回、分析、検証の対象にしたゲームは2020シーズンのJ2リーグ第40節・ジェフユナイテッド千葉戦、J2リーグ第41節・大宮アルディージャ戦、J2リーグ第42節・アビスパ福岡戦の3試合である。
■2020・徳島ヴォルティス・スカウティングシート【ディフェンス編】■
2020シーズン・リーグ成績(J2)
順位:1位 25勝9分8敗(勝ち点84) 得点67(リーグ2位)・失点33(リーグ2位)
スカウティング対象試合
2020年12月13日(日) J2リーグ第40節・ジェフユナイテッド千葉戦 △0-0
2020年12月16日(水) J2リーグ第41節・大宮アルディージャ戦 ◯1-0(J1昇格決定試合)
2020年12月20日(日) J2リーグ第42節・アビスパ福岡戦 ●0-1(J2優勝決定試合)
■基本フォーメーション■
(残り 4633文字/全文: 5344文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
タグマ!アカウントでログイン
- « 次の記事
- リカルド・ロドリゲス流サッカーのすべて〜Analysis of “R”style 第4回『2021・浦和レッズ/システム別・適正ポジション(随時更新予定)』
- 前の記事 »
- リカルド・ロドリゲス流サッカーのすべて〜Analysis of “R”style 第2回『2020・徳島ヴォルティス・スカウティングシート【アタック編】』
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ