【コラム】“近接”の概念から導く、内容と成績を高める究極の型を考察

©URAWA REDS

川崎戦で得られたヒント

 浦和レッズは2月27日の今季公式戦開幕からの7連戦を1勝3分3敗、得点3、失点11の成績で終えた。数字上はまったく満足できず、今後に懸念を抱くものだ。ちなみにJリーグの順位は6試合を終えて1勝2分3敗の勝ち点5で13位とひとまず残留圏内に留まっているが、今季は20チーム中4チームがJ2に降格するレギュレーションの中で17位の柏レイソルとは勝ち点2差と、油断ならない位置にいる。

 各試合の結果を見ると、第6節終了現在で浦和よりも上位のチームから勝ち点を挙げたのはFC東京(6位/△1-1)のみ。残りの横浜F・マリノス(8位/●0-3)、サガン鳥栖(3位/●0-20)、川崎フロンターレ(1位/●0-5)にはいずれも無得点、複数失点で敗戦している。分かりやすく実力差が表れたとも言えるが、横浜FM戦、鳥栖戦がほぼ完敗だった試合内容だったのに比べ、川崎戦は5失点したにもかかわらず内容面で着目すべき点があった。

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